読者から以下のご意見を頂きました。
性別:男性
年齢:60代
題名:フリースタイルリブレについて
メッセージ本文:
2月10日のご相談、穿刺とセンサー(チップ)とCGMの中に出てくるフリースタイルリブレを、既に使用しています。日本国内での発売は、1月17日でした。当日に入手し、3週間ほど使用しています。センサーで2個目を使用中です。
キャリブレーション(校正)が不要とうたっていますが、誤差はあるように感じます。また、リアルタイム性も少し遅れ(5~15分)があるように感じます。1個目のセンサーは、血糖値が、リブレで300の時に、200(アボットのフリースタイルライトにて測定)ぐらいでした。現在のものは非常に悪く、リブレの値を2で割って、25を足すのとほぼ同じです。
基本的に私の場合高めに出ているようです。他の人の話では、100前後に関しては、精度は通常の血糖値計と違わないそうです。血糖値計自体も制度を測定したことがないので、センサー間ばらつきもあるでしょうし、何とも言えないところです。
リブレのいいところは、センサーが14日間同じですので、装着後、24時間以上経過すると、安定するようです。数値が大きければ高いし、小さければ低いという相対関係は、安定しているように感じます。1時間に数回は、測定できるので、低血糖になる前に、わかりますので、非常にコントロールが楽になりました。また、睡眠中の血糖変化が、後でモニタリングできるので、持効型インスリンの調整もうまくいっています。価格は、本体もセンサーも7098円+消費税と保険提供されませんので、安くはありません。うまく説明できませんが、個人的には、非常に便利なアイテムだと感じています。
購入先は、医療機関でしか扱っていないようです。
回答:
ご意見を頂き、ありがとうございました。かざすだけでグルコース値(血糖値)を確認でき、おまけに点ではなく線で血糖値の値を確認できるフリースタイルリブレの使用状況を報告いただきありがとうございます。また他にも、リブレをご利用された1型糖尿病患者さまもいらっしゃると思います。
「キャリブレーション(校正)が不要とうたっていますが、誤差はあるように感じます。また、リアルタイム性も少し遅れ(5~15分)があるように感じます。1個目のセンサーは、血糖値が、リブレで300の時に、200(アボットのフリースタイルライトにて測定)ぐらいでした。」
ご指摘のように、フリースタイルリブレ(いわゆるCGM、FGMである持続血糖測定器)と血糖測定器の血糖値には誤差があります。そして保険の点も、ご指摘頂のとおりですが、現在、保険が適用されておらず、自費での購入となり(おっしゃるように、安くはありません)、おまけにリブレを取り扱いしている医療機関は限られているようです。つまり、購入できない人もいるというのが現状です。そのため、公平性という観点、必要性という観点から、リブレの情報をのせるべきか考えましたが、貴重なご意見の一つとして、ご紹介致します。
「リブレのいいところは、センサーが14日間同じですので、装着後、24時間以上経過すると、安定するようです。数値が大きければ高いし、小さければ低いという相対関係は、安定しているように感じます。1時間に数回は、測定できるので、低血糖になる前に、わかりますので、非常にコントロールが楽になりました。また、睡眠中の血糖変化が、後でモニタリングできるので、持効型インスリンの調整もうまくいっています。」
このフリースタイルリブレの特徴は、FGMとチップと低血糖の記事に写真を掲載しておりますが、READERと呼ばれる専用の機械をかざして、腕につけたセンサーをスキャンすれば、1秒で血糖値がわかります。そして、点ではなく、線で血糖値のグラフを見ることもできますので、過去の血糖値の状況もわかります。
「うまく説明できませんが、個人的には、非常に便利なアイテムだと感じています。」
リブレは1型糖尿病患者さんだけでなく、まだご自身で血糖値を測ることができない小さな1型糖尿病のお子様をお持ちのご両親や、血糖値を測ることが容易でない御高齢者の方にも、大変有益な医療機器になると私も思います。
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