読者から以下のご意見を頂きました。
性別:女性
年齢:60代
題名:穿刺とセンサー(チップ)とCGM
メッセージ本文:
1型糖尿病になり、2年程たちます。 カーボカウントを頑張っています。
私は乳ガンを4年前に患い、抗がん剤がよく合い、癌がものすごく小さくなり、全摘は免れました。しかし、リンパを取りました。
だから、リンパ浮腫を起こしたりする為、右手を使えません。血を取るのも、ダメ、血圧を測るのもダメ、体温もこちらで測ることもできません。だから、穿刺も止められています。 だから、片手だけしか刺すことができません。穴だらけです、、、、。
抗がん剤の副作用で足先、手に抹消神経障害を起こし、プラス糖尿病の上積みで余計酷くなってる。そこに穴を開けまくる。カチンカチンになってしまってるし、、、。でも、カーボだから、穿刺してインスリンを決めなくてはいけないし、、、。先生の言われたようにポンプにしておけばよかった。
今のポンプなんか血糖値が大体わかるらしいし。最もちゃんと重要なところでは、穿刺して測らなくてはいけないらしけど。だいぶ減ると思うし。
先生は、何度も測るようにおしゃるけれど、病院からは、4から5箱しか出してもらえないし。
回答:
ご意見を頂きありがとうございます。
私も、1日4回以上の血糖測定をしており、このブログでは再三お伝えしております。ただ、病院で処方されるセンサーの枚数には制限がありますので、患者としては測りたいのに測れないもどかしさを私も感じています。
「1型糖尿病になり、2年程たちます。 カーボカウントを頑張っています。私は乳ガンを4年前に患い、抗がん剤がよく合い、癌がものすごく小さくなり、全摘は免れました。しかし、リンパを取りました。」
1型糖尿病の治療だけでなく、全摘は免れたとはいえ乳ガンの治療もあって、さぞかし大変なこととお察し致します。
「だから、リンパ浮腫を起こしたりする為、右手を使えません。血を取るのも、ダメ、血圧を測るのもダメ、体温もこちらで測ることもできません。だから、穿刺も止められています。 だから、片手だけしか刺すことができません。穴だらけです、、、、。」
リンパについては、知識がなく存じ上げませんが、血糖測定のための穿刺は片手(ここでは左手)しか使えないようですね。実は私も、基本的には片手のみの穿刺をしています。ですので、私の場合も片手の薬指と中指は穴だらけです。
「今のポンプなんか血糖値が大体わかるらしいし。最もちゃんと重要なところでは、穿刺して測らなくてはいけないらしけど。だいぶ減ると思うし。」
これはリアルタイムCGM(持続血糖測定器)付きのインスリンポンプのことでしょうか。もし、そうであれば、現在のところはCGMの較正のために1日3回から4回は血糖測定が推奨されています。ですので、現状は、穿刺して血糖測定することからはまだ逃れられず、必要事項になると思います。
しかし、リアルタイムの形のものではありませんが、2016年12月に「FreeStyle リブレ Pro」が日本で発売されました。
こちらは較正のための血糖測定も必要ないので、血糖測定をするとしても回数はかなり減らせると期待できます。リアルタイムではないために血糖値のトレンドは、現在のところ医療機関で見ることになります。ただ、今後、糖尿病患者さんがリアルタイムで見れるものが日本で使用可能になれば、血糖測定のための頻回の穿刺から解放される日も期待できそうです。
こうしたデバイスの開発は日々進んでおり、私自身も1人の患者として更なる発展を待ち望んでいます。
ご意見、ご感想はこちらから投稿できます。
I型糖尿病ブログ(HOME)に戻る。