1型糖尿病を治療するためにいったい何が必要だろうか。
数えきれないほど、やることはいっぱいある(笑)たくさんありすぎて、全部をやるのは甚だ難しい。ただ、食事療法とインスリン療法は、血糖値へ与えるインパクトが大きいと考える当方。そんな食事療法をするために、そして、インスリン療法をするために、1型糖尿病という病いを周囲の人々へ伝えるか、それとも伝えないのか。かなりの悩みどころではないだろうか。人は人々の中でも生きているわけだから・・
もちろん、いまの社会で、糖尿病の中でも更にレアな病いが1型。現在は増えつつあると言われる1型ではあるけれど、圧倒的メジャーで、存在感のある糖尿病の陰に、いつもコソッと隠れてしまう僕の1型。その上、周知の事実であるはずの糖尿病も、2型の糖尿病だということを知っている人が少いように感じてやまない(笑)
1型糖尿病と他人へ伝えてさえおけば、低血糖のときにも助けを受けられるだろうし、食事の前に堂々とインスリンを打つこともできるし、食事を食べ残してさえも嫌な印象を与えることはないだろう。
ただ、先日のQ&A:HbA1cを7%以下にするためにはインスリンポンプが必要なのでしょうか、にもあったように、家族や親しい友人以外の人へ、1型糖尿病であることを知ってもらうにはかなりの労力がいるのも事実。
1型糖尿病という病いがとてもレアな病気でもあるので、伝えたところで、2型糖尿病に間違われることも多々あるし、健康体な人はそもそも病いのことに関心がなかったりする。伝えてはみたものの、骨折り損のくたびれもうけ、だったことが数知れず。
ただ、その中でも40代女性の方から以下のようなご意見も頂いた。
私はⅠ型を発症してまだ1年余りな新米で血糖コントロールに苦戦しています。
自分は周囲へ…というか会社内ではⅠ型であることをアピールしています。初めは障害をおったような気持ちを拭いきれず卑屈になっていましたが、段々とこれが自分の日常なので遠慮することはない、と開き直るような気持ちに変わり、今では会社のデスクで血糖値を計りインスリンを打ったりしています。
いろいろなやり方を知るということは、当方の学びになるし、おそらく1型糖尿病患者さん全体にも役にたつので嬉しい限り。1型を持って、卑屈になる必要は全くない。そして、各人で病気(1型)による被害状況もバラバラだと思う。なので、まずは1型による被害を出来るだけ少なくすることが先決である。そのために、周囲へ伝えるかどうか、をよく考えてから行動するのがよいと思う。免許の更新とかは別としても・・