1型糖尿病の患者さん、いや、インスリンを注射している糖尿病患者さんにとっても、低血糖はどのくらいの頻度で起こっているのだろうか。

血糖値をある程度、測定していると低血糖になる時間がわかってきたりする。僕の場合は、17:00〜20:00ぐらいに起こりやすい。けれども、だからと言って必ず低血糖が起こるわけじゃないから、血糖値の管理は難しいのだ。

そう、血糖値のリズムがなぜだか突然狂いだし、意外なときに低血糖が起こったりすることがある。実際にインスリンを打っている患者さんなら、経験された方も多いはずだ。

 

先日の運転免許センターでの質問事項(2)

質問2. 過去5年以内において病気を原因として身体の全部又は一部が一時的に思い通りにうごかせなくなったことがあるか?

インスリンを注射して、血糖値が40mg/dL前後のときに、僕はたまに挙動不審になったりする。

何か糖分を補給しなければ、と思いつつも、糖分を持っていないときはかなり焦るのだ。やばい、やばい、と思いつつ、コンビニで何か清涼飲料水を買おうとコンビニへ入る。

しかし、挙動がおかしくておかしくて、うろうろして何も買えない時もあるのだ。

さすがにこんなときは、頭の中で、やばいを10連発ぐらい連呼しているけれども、それでも何もできずに、最後にはしゃがみ込むのが僕の低血糖昏睡のパターンになっている。悲しいけれど。

「こればかりは、経験した人にしかわからない」

とインファナルアフェアのトニーレオンのように僕はつぶやく。

 

免許更新の質問2の答え

前述した挙動がおかしくなったことが過去5年以内にある場合はどうなるのだろうか。答えは「はい」となるのだろうか。そんな疑問が頭をかすめる。もし、仮に、質問2の答えが「はい」となるならば、免許と低血糖(1)で僕が話した女性警官によれば、

免許の更新で医師の診断書の提出が求められるらしい。

そうなると、iddmの患者さん(僕も含め)にとっては、少しシビアではないだろうか。

 

iddmとは

iddmとは、insulin dependent diabetes mellitusの略であり、あくまで英語を直訳すればインスリン依存型糖尿病である。

ただ、1型であれ、2型であれ、インスリンを注射すれば、低血糖が起こるリスクは避けられない。つまり、自動車を運転すれば、事故のリスクが避けられないように(笑)。そう考えると、インスリンを打っている者にとっては、免許が取りにくい世の中になっているように感じるのである。ただ、その一方で、やはり低血糖による事故だけは避けないと、と自分に言い聞かせて、血糖測定器とブドウ糖だけはかならず車に積んでおく当方である。

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