この記事は、持効型インスリンの単位を・・の続きの記事になります。

表参道を歩きながら、ピザが食べたい、という娘の要望を叶えるために、先週の土曜日、僕はスマホをいじりながらネットでピザ屋を探す。

本来、うまい店を探すためならば、人伝いに、うまいお店の情報を聞くのが僕の信条。ないしは、たまに乗るタクシーの運転手さんにも聞いてみて、うまい店情報をゲットする1型野郎である。

しかし、突然の娘の要望で、僕は必死になって使い慣れないスマホで表参道にあるピザ屋を調べた。

 

外食のピザと血糖値と単位

近くのお店がすぐにヒットした。レーティングも悪くなかったので、そこに行って、そしてピザを2枚頼む。

まあ、悪くはなかった・・ただ、外食でピザを食べた時の、インスリンの単位決めは本当に難しい・・、あとになってから血糖値が上がりだすのは僕だけだろうか・・(家庭で食べるMEIJIの冷凍ピザなら、そういう血糖値の上昇はないのだけれど・・)

プラス、ソーセージのグリルも頼んだけれど、これが実になんとも・・やはり、美味しいお店を探すならば、人伝い(タクシーの運ちゃんも色々と美味しいお店のことをよく知っているのだ!)に情報を聞くのが一番良いのだろう、きっと(笑)

そして、ウィンブルドン。我が錦織圭は残念ながら怪我のため棄権。かなり脇腹が痛そうだったが、心配するコーチのマイケルチャンをよそ目に、ジャパニーズスピリット全開の彼だった。今後の活躍を期待。続く、我がアンディ・マレーはついに2度目のウィンブルドンを制覇。2013年の優勝の時に比べて、著しく成長した彼は、とてもカッコが良かった。自分のプレーがたとえ失敗しても、成功しても、雄叫びをあげる彼の姿が僕は大好きである。

男はこうでなくっちゃ

と自分のハートに刻む込む。

先日以来、僕は持効型インスリンを13単位まで減らした。その結果、僕の血糖値の流れは、急角度で上がることも、急降下で落ちることもなくなって、とてもスムーズにはなった。そして、低血糖の回数は明らかに減ったのだった。

 

Drとの診察。

僕 「持効型インスリンを少し減らして、低血糖の回数は減りました。特に夜間(深夜)の低血糖が減ったように思います。」

Dr 「それは良かったじゃない。高血糖と低血糖を繰り返してたら、体も疲れちゃうだろう。イライラもするだろうし・・」

僕 「まさに、その通りです。ただ・・・」

僕 「やはり、血糖値が高い状態が増えたように思います。僕の血糖測定器の平均血糖値も少しづつ上ってきてますし・・、つまり、ちょっとだけHbA1cが上がったように思います」

Dr 「そうしたら、少しだけ増やしてみるか?持効型のインスリンの単位(量)?」

持効型の単位の変更に関して、超奥手な当方。ここで、また、考えること数秒。

僕 「いや、来月の診察まで、このままの単位でやらせてもらえませんか?低血糖も減りましたし、体も楽ですので・・」

Dr 「OK。わかった。そうしよう。」

 

なぜだか、そのとき

F1のチームが頭をよぎった。僕はマシンを操るドライバー(かっこよく言えばだけれど)で、Drはチームを運営するダイレクター兼メカニックのよう存在だ。

アクセルを踏んで、ハンドリングを確かめながら、僕はコーナーでブレーキを踏む。スローインファストアウト(Slow in Fast out)を目指しながら。

そして、ブレーキやハンドリングがおかしければ、Drへ注文を出す。タイヤの空気圧の変更、サスペンションの変更、ブレーキのセッティング。Drは、僕の嫌がることまで指示を出してくる。つまり禁煙だったり(笑)。

ただ、それらの指示(禁煙だけはしていないけれど)を守りながら、セッティングが終わった車の感覚を確かめながら、僕は、また社会という道を突っ走る。

ドライバーは間違いなく、この僕だけれど、1型糖尿病という病いを全体から俯瞰できるのは、間違いなくDrである。そう、僕じゃない。そして、全体を見つめ、適切なアドバイスを与えてくれるDrに、僕はいつも感謝である。

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