この記事は一日の糖質の続きになります。
牛丼の並のカロリーは、だいたい700kcalである。ごはんが380kcalで、お肉が320kcalである。1型糖尿病になると、食事の写真が並んでいる食品交換表とともに、栄養士さんから指導を受ける。
だから、糖尿病になりたての患者さんからベテランの患者さんまで、目の前に並んでいる食事を見れば、おおよそのカロリーはわかっているはずである(笑)。ごはんのカロリーやパンのカロリー、その他、様々な食品のカロリーは、大雑把にでも把握しているのである。
食品の糖質は・・
と問われれば、カロリーばかりに気にしていた僕は戸惑ってしまったわけである。最近は糖質オフだの、糖質フリーだの、糖質、とうしつとCMでも宣伝されている。
ボス微糖の缶コーヒーを飲みながら、缶のラベルに書いてある栄養成分をそっと見る。炭水化物が3.5gと書いてある。しかし、糖質というものの記載が全くない。どういうことだ・・となる。
炭水化物の量が、糖質の量
と思っていれば、ほぼ間違いはないだろう。テレビのCMでは、糖質という言葉を耳にすることが多いけど、栄養成分では炭水化物という言葉が使われているから、わかりにくい。
糖質は、炭水化物の量から食物繊維の量を引いたものである。けれど、食物繊維が極端に多い食品はそんなにないのある(笑)だから、炭水化物の量が、糖質の量と思っていれば、ほぼ安全圏で、わかりやすい。
カロリーと糖質の関係
カロリーは同じ量(たとえば2000kcalなら2000kcal)を維持しつつも、1日に食べる糖質量(大雑把ではあるけど炭水化物)を減らすとする。そうするとどうなるか。いやでも、高タンパク質か高脂質の食事になってしまう。
たとえば、牛丼チェーンに行って、ごはんを食べなかったらどうだろう。上にのせてある肉とたまねぎらしき食品しか食べないとする。そうすれば、もちろん食べる糖質量は減るけれど、ついでにカロリーまでも減ってしまう・・そもそも700kcalの牛丼の380kcalのごはんの部分を食べないわけだから、1食で320kcal。なんてこった・・血糖値が上がらなそうな食事ではあるけれど・・
不思議なもので
糖尿病人口の増加は、自動車の販売台数の増加と何がしらかの関係があるということは以前の記事で書いた。それに加え、脂質量の増加ともに、糖尿病人口も増加しているから不思議である。
毎食、毎食、フライドチキン(ほとんど糖質はなし)を食べる生活をおくれば、糖尿病になってしまいそうであるし、フライドチキンだけの毎日を送れば、血糖値はあがらなさそうである(笑)。いったい、どんな食事が良いのだろう、と僕は思う。一日の糖質(3)へ続く・・