この記事は、酒(アルコール)のせいだろう、たぶん。の続きになります。
使えるものは、全て使い切る、という中華料理に脱帽である・・チャーシューを作るために浸した、ねぎと醤油と紹興酒と砂糖は、チャーシュー入りのチャーハンを作る際に入れると、味がまとまるし、うまくもなる。
おまけにネギの青い部分や、しょうがの皮などは、ラードを作る際の香りづけにしたりする。その上、中華料理では、鳥の足まで食べる。食に対しての貪欲さは、素晴らしいのひとことである。
あるものは何でも使う精神に則って、血糖測定器の7日間、14日間、30日間などを活用している1型野郎。先週の土日に起こった2日間の持続性高血糖は、低血糖のせいではなく、恐らく酒のせいだった、ということが今日、はっきりした。
CGMというもの
なぜ、僕の2日間限定の持続性高血糖の原因は低血糖の反動ではなく、酒のせいかと言うならば、その2日間の高血糖のときに、僕はCGMというものを付けていたのだった。CGMは、簡単に言ってしまえば、血糖値が点ではなく、線で表示してくれる1型糖尿病患者にとっては有り難い装置である。
つまり、血糖測定器では、ある時間の血糖値しかわからないけれど、CGMだと24時間の血糖値の流れを把握することができるのである。
そして、そのCGMの一番最新のものとなると、インスリンポンプと合体していて、リアルタイムで線の血糖値を見ることが優れものである。そのため、リアルタイムCGMとも呼ばれる。ただ、インスリンポンプとCGMが合体している以上、インスリンポンプを使うことが条件にはなってしまう。
リアルタイムじゃないCGM
では、インスリンポンプを使っていなくて、カチカチ音を鳴らしながらインスリンを注射している人はどうすればよいのか。
そこにはリアルタイムじゃないけどCGMはある。どういうCGMか、と言えば、1週間ばかりCGMを体に装着して(もちろん風呂にも入れる)、あとでクリニックなり病院なりに行けば、その1週間のあいだの、線になった血糖値をみることができるのである。CGMを補正するために血糖測定はしなくちゃいけないけれど・・
要するに、このCGMは過去の、線の血糖値をみることができるのだ。
酒を飲んだ日に、
僕は、そのリアルタイムじゃないCGMを付けていた。そして今日、DrからCGMの結果をプリントアウトして見せられて、線になった血糖値を見た。酒を飲んだ後の2日ばかり、線になった血糖値は、ずーっと250mg/dl以上だった・・
その2日間の間に、僕は必死で追加インスリン(大げさに言えば、いつもの倍の単位)を打ったのだけれど、血糖値は上空を飛ぶ飛行機のように、250mg/dlという高度を割ることはなかった。
今回は、たぶん、酒の影響でたまたま高血糖になったけれど、
酒を飲んだあとの本来の僕の血糖値は、低血糖になるのか、高血糖になるのか、まったく予測不可能なのである(笑)
それと、このリアルタイムじゃないCGMは、糖尿病を治療してもらっているクリニックや病院に頼めば、おそらく出来る(ただじゃないけど、コスパは良いと僕は思う)。インスリンポンプを使わずに、インスリンの注射で頑張っている人でもCGMは使える!そして、使えるものは、すべて使い切ろうではないか。