テニスの4大大会の一つは、今、イギリスのロンドン南西部ウィンブルドンで行われ、僕の大が付くほど好きな競馬も、もとはと言えば、イギリスの紳士のスポーツだったはず。
そして、紳士なスポーツでもある日本の競馬界では、昨年、皐月賞とダービーというクラシック2冠を制したオス馬のドゥラメンテが、先週日曜日の宝塚記念で、まさかの怪我。そして早すぎる引退。あの陽気なイタリア人で、ドゥラメンテに騎乗したミルコ・デムーロの表情が冴えなかったのもうなずけた・・
要するに、空いた口が塞がらない1週間を送った1型ジャパニーズ野郎である。
だから酒を飲んだ。
先週の金曜日に。それもかなり久しぶりに飲んだ。今までは、ずーっと、酒を飲まないようにしていたけれど、イギリスショックでついつい酒に手がでた。そしたら
血糖値が250mg/dlオーバー
翌日の土曜日と日曜日である。血糖値を測れど、測れど、250mg以上、350mg/dl未満。
こりゃやばい
と感じて、普段はあまり打たない追加でのインスリンをかなり打った。けれど、僕の血糖値はインスリンにほとんど共鳴してくれずに、血糖値は全く下がらなかった。
よもやま、また皮膚の問題だろうか・・
と少し腐心はしたが、おそらく酒だろう、と勝手に決め込んだ。
その上、酒を飲んだ次の日は、昔から、
鬱っぽい状態になり、やる気もおきず、ベットからも起き上がれなくなる
2日酔い野郎である。たいして酒を飲んだはずもないのに(僕は滅茶苦茶酒に弱く、酒量もたいして飲めないけど)、酒を飲んだ翌日は、必ずこういう症状が起こるから、凄く不快である。
普通の人も、酒を飲んだ次の日は、こういうひどい症状になるのだろうか・・
とベットで一人もだえ苦しみ、僕の心は完全に折れた。その結果、大好きだった競馬も棒に振り、もはや、普段、頑張っていた、唯一の、30秒くらいで終わる、スクワット運動すらやることができなかった・・
高血糖、高血糖、高血糖
14回以上測定しても、毎回250mg/dlオーバーだとさすがにショックである。しかし僕の血糖値は、苦しみの土日を過ぎれば、徐々に下がっていったのだった。火曜日くらいには、普段の血糖値くらいまでに下がり、体調も極めて回復していったのだった。
酒は怖い
という印象をあらためて感じたアホンダラである。2日間という限定的な持続性高血糖は、おそらく酒のせいだろう。ひどい低血糖を起こすと、2〜3日間は血糖値が下がらない、ということを聞いたことがあるけれど、
酒を飲んで、寝ている間に、ひどい低血糖でも起こしたのだろうか・・
それとも、酒そのものが2日間の高血糖を引き起こしたのだろうか・・
極めて不明である(笑)。しかし・・今回の持続性高血糖は
酒による影響が極めて大きい
と感じざるを得ない。土日はほとんど動けなかったものだから、30年にも及ぶ1型糖尿病の血液が、僕の脳みそを多少変化させているのだろう、とも思った。そう、酒は、僕にとって、既に、あまり良い作用をしなくなってしまったのである。イギリスのEU離脱とともに、とても残念で、悲しい、元に戻ることはない僕の脳みそである・・インスリンポンプでも注射でもへ続く