さて、前回の記事、インスリン単位の決め方、では「食後に測る血糖値が大切」とお伝えしました。だけど、患者側の立場だと「正直、面倒臭い」、「忙しくて測定するのを忘れてた」、そんなこと日常茶飯事に起こりますよね。

 

4回打ちの僕が気をつけている単位の決め方

それは、1日の基礎インスリンの単位数と1日の食事毎(bolus)の単位数の合計を50:50ぐらいにすること。もっと簡単に言えば、持効型溶解インスリン(基礎インスリン)を16単位打つならば、1日の食事で打つ合計単位を16単位くらいに抑える(例:朝食4単位:昼食6単位:夕食6単位)。ピッタリ50:50にする必要はないと思う。40:60ないしは60:40くらいでも許容範囲ではないのか、そんな気がする。

 

だけど、ポンプユーザーでない人は面倒くさい

だって、毎回、毎回、インスリン単位数を記録しなくちゃいけない。この作業、ちょっと面倒臭くないですか?その点、インスリンポンプは1日の総インスリン量を記憶しておいてくれる。そして、食事の時に打ったインスリン単位も記憶しておいてくれる。インスリン量の把握に関しては、インスリンポンプはとても優れている。なので、インスリン注射の人は、だいたいでも、毎食ごとに打ったインスリン単位は覚えておいたほうがいいかも・・だいたいでも、

基礎インスリン量:1日の食事で打ったインスリン総量

を知っておくと、対策が取りやすいのではないだろうか。

 

今日のぼくの場合・・

今日は2食だけだった。食事ごとのインスリン量(ボーラス量)は、朝5単位、夜7単位。持効型溶解インスリンは決まって16単位。なので

5+7=12単位(本日の総ベーサル量)

16単位(持効型溶解インスリン)

なので、合計のインスリン総量は28単位。ベーサル:基礎インスリン=3:4の比率になる。「まあ、こんなもんでいっか」。ただ、今日1日の血糖値は全体的に高めであり、インスリンを追加打ちしても、あまり下がらない。その原因は、昨夜未明に低血糖があったのが原因かもしれない・・

 

ひどい低血糖を起こした後は

ぼくの場合、2から3日間、高血糖が続く。インスリンを打っても打っても、血糖が下がらない状況になる。そうなると、単位うんぬんの問題では解決しない。下がるまで待つしかない、そう考えてる。重篤な低血糖は確かに怖い、「インスリン注射が嫌になる」そんな気持ちも正直わかる。だけど、適正なインスリン単位を制してこそ、インスリン注射の達人になれる。そう思いながら、今日も日々精進な生活を送ってます。大変なのは、あなただけじゃないっ。がんばろー!

カーボカウントを使って、インスリン単位を決めたい方は、カーボカウント(実践:基礎編)を御覧ください。

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