糖尿病全般の方へ向けて、今回はそのような記事である。血糖値が高いときには必ず原因がある。そんなとき、僕ならどのようなことが考えるだろうか。
「飯喰いすぎたかな・・」
「運動不足かな・・」
「インスリンが足りてないのかな・・」
だいたい、こんな感じだろうか。高い血糖値を見るたびに「あー、飲み過ぎなきゃよかった」と二日酔いにも似た自責の念が襲ってくる。
罪悪感の果てに・・
血糖値が高いと、病院に行くのも嫌になる。ドクターのこわーい顔まで浮かんでくる。「⚪︎⚪︎さーん、じゃあ、ちょっとこちらへ」なんて看護師や栄養士からお呼びがかかり、「指導室」なんて書かれた部屋に連れられていく。言葉は控えめだが、要は「あなた、ちゃんとやりなさいよ、と言いたいんでしょ!」血糖が高いとそんな妄想すら頭に浮かぶ。
そんな状態だと、血糖ノートに測定結果を記録するのも嫌になる。いや、たとえ書いたとしてもドクターには見せたくない。悪い成績表など子供だって親に見せたくないでしょ・・
血糖値が高いのは「あなたせい」だけでもない
無論、つまみぐいしたスナック菓子の責任にするつもりもない。薬を飲み忘れたあなたが悪い、そんなことを言うつもりも毛頭ない。筆者の暴挙とも思えるが、心からの発言で、少し恐縮ではあるが
「自分自身を責める、その罪悪感から何かを学びとりましょうよ」
ひとつ付け加えておくと、食事や運動不足だけが血糖を上げる要因ではない。このことを忘れてしまってやいないだろうか。血糖値が高くなる原因は沢山あって、あなたの力では、どうにもならないこともあるのである。だから、疑問を投げかけてもらいたいのである。
「スナック菓子を食べたから、本当に血糖値が高くなったのだろうか?」
「運動不足だから、本当に血糖値が高くなったのだろうか?」
「インスリンが少なすぎたから、本当に血糖値が高くなったのだろうか?」
血糖が高い、疑問と原因
なぜ疑問を投げかけるかって?だって、そりゃ、間違った答えもあるからですよ。
「インスリンの打ちすぎが原因で、高血糖になる可能性もあるわけで・・」
なんでインスリン打って血糖が上がるのか?だって、そりゃ、食事のときにインスリンを打ち過ぎれば、食後低血糖が起こる。その反動で高血糖になることもあるからで。そこに気付かなず、高血糖という結果ばかりを見つめると、インスリン増やしまくりの打ちまくり地獄に突入するかもしれない。その結果、得をするのは製薬会社だけで、患者の体力は、高血糖と低血糖の連続で疲弊するばかりである。
ちなみに僕の経験談だと、重い低血糖昏睡(救急車で運ばれる)を起こした後の3日間くらいは、インスリンを打っても打っても血糖は下がらない。だから重い低血糖昏睡を起こした時には、あとは血糖が自然に下がるまで待つしかないのである、そう決めている。
それと、次の章では、もっと具体的に、自分のせいではない「高い血糖値」の僕の経験談をご紹介。血糖値が高いとき、その2へ