この記事は忘れられがちな糖尿病の治療法の続きになります。前回、糖尿病と歯周病には関連性があることをお話ししました。そして、歯周病治療を行えば、血糖値が下がり、HbA1cも下がる。そして、今回、お伝えするのは「歯医者さんの選び方」。

 

理想的な歯医者さん?

「糖尿病のあなたにとって理想的な歯医者さんは誰?」

もし、こんな質問があったら、あなたならどう答えるだろうか。

  • 「いやー、正直言って、仕事は忙しいし、糖尿病の通院もあるし、その上、歯医者さん選びなんて、あ・と・ま・わ・し」
  • 「痛い歯を治してくれればいいよ。だから、どんな歯医者さんでもいい。」

そう、かつての僕がそんな状況でした。そのため、糖尿病の罹病期間が長くなるほど、歯周病は進み、今じゃ、2/3の歯は抜歯しました。

 

では、どのようにして理想的な歯医者さんを見つけるか?

いまの僕にとって理想の歯医者さんとは何か?まず、近所にあること。糖尿病も良く知っていること。そして人間関係も良好に築ける歯医者さん。そんな先生がいたら是非、僕の歯の面倒を見て頂きたい。だけど、そういう歯医者さん、見つけるのも難しい。さて、そんな時はどうすればいいのか?

 

歯医者さん選びの指標

糖尿病の患者さんごとに、色々な角度(家が近い、馴染みの先生、など)で歯医者さんを選んでいるケースは多いと思います。ただ、もう一つの指標として「糖尿病の知識を有する歯医者さん」がいることはご存知でしょうか?日本糖尿病協会が発足させた制度(歯科医師登録医制度)であり、歯科医師へ糖尿病をより理解して頂き、治療に役立てて頂く、そのような制度。もし、そのような歯医者さんをお探しであれば、以下のリンク(日本糖尿病協会のデータベース)から検索できます。

http://www.nittokyo.or.jp/jadec_db/index.php?search_type=1&hosp_type=3

 

余談ですが

僕は2年の海外生活(イギリス)を経験しましたが、歯の治療では断れらるケースがあった。イギリスの歯医者さんの話しでは「こんな手の込んだ歯を治療するのは無理です、かぶせものはあるし、詰め物はあるし」。イギリスの歯医者さんは技術が低いのか、それとも日本の歯医者さんの技術力が高いのか。あるいは、たまたま、そういう技術の低い歯医者さんに当たってしまったのか。ここら辺はよくわかりません。だけど、それ以来、イギリスの歯医者さんには怖くて行けなくなりました(笑)。

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