ここ1週間は低血糖が起こらない日々である。
1型糖尿病患者の僕にとって低血糖が起こらない生活というのは、混んだ電車の中でわざわざ血糖測定器を持ち出して血糖値を測らなくてもいいし、就寝中にわざわざ起きてポテトチップやチョコレートなどの炭水化物を食べなくてもいい(朝目が覚めると食べた記憶がないことも多い。)また、コーラなどの炭酸飲料を大量のゲップがでるくらい早く飲む必要もない。だから楽である。
ただ、このような低血糖のない楽な生活を送っていると気になってくるのはHbA1cである。やはりというか当たり前というか、HbA1cは高くなっているのである。
ぎりぎりまでHbA1cを下げるということは1型糖尿病の僕にとって、頻繁に起こる低血糖との戦いを意味するし、低血糖がない生活はHbA1cの上昇を意味する。高いHbA1cのままでは、糖尿病の三大合併症である腎臓の病気である腎症、目の病気の網膜症、足壊疽でも知られる神経障害の進展が不安になるのだ。でも、
低血糖のない生活は楽なのである。
ときどき、この低血糖のない生活に正直逃げたくなるときがある。そのぐらい、いつ来るかわからない突然襲われる低血糖は1型糖尿病患者にとってヘビーなもの。対策としては自らの低血糖の時の感覚、ないしは血糖測定(僕は低血糖を感じにくいので毎回血糖測定)、それとブドウ糖を摂取すること。
当たり前の作業なんだけど、この作業がなかなか面倒臭いのである。
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