競馬というギャンブル。かなり奥が深い。当てようと思えば思うほど、競走馬のデータは大切な資産。競馬新聞を頼りに、あーでもない、こーでもない、といろいろ考える。
よし、この馬だ!
勢い勇んで馬券を買うけれど、僕の漱石はいつもどこかに消えてしまう・・
神のみぞ知る競馬の結果。結果は喉から手がでるほど欲しい。だから、ノートを片手に凡人の僕は考える。オス馬か、メス馬か。芝か、ダートか。距離は何メートルなのか。晴れか、雨か。斤量は何kgか。考えれば考えるほど、沼地に長靴が沈みこんでいくようなカオスな世界。ソースのかかった串カツ片手に、馬券を的中させるべく週末は集中しているアホンダラである。
しかし最近、馬券への考え方は変わりつつある。競馬を始めた当時は、当たって一攫千金が夢だった。そんな中、ビギナーズラックは突然やってきた。一度だけ大きく当たった。再び大量の福沢を求めて馬券は買っているけど、どうにも当たんない。当たんないから、また買って、また当たんない・・
真っ暗な螺旋階段をグルグル回りながら降りていくような気分。やめられないから困ったもんだ。だから最近は、勝つための馬券ではなくて、負けないための馬券を目指す。負けないために競馬を止める。これが一番なんだけど、糖尿病歴と同じくらい競馬をやっているわけだから、止めようにも止められるはずもない。
それと同時に負けない糖尿病も目指す。競馬の負けはスッカラカンを意味し、糖尿病の負けは病気の進行。
出来るだけ病気を進行させないために僕はまず何をすべだろうか?
インスリン依存の僕は血糖測定だろうと考える。財布の中身をチェックするように血糖値を測る。体重もわからずダイエットする人はいない。有り金もわからずに馬券を買う人もいない(笑)だから、財布の漱石を必ずチェックする。自分の漱石の数にショックを受けることは数知れず。だけど、有り金の多少は次のステップ。
競馬で、当てる要素を見つけるのは本当に難しい。馬の状態や適性、調べるとかなり奥は深くてカオスな世界。負けることが当たり前のギャンブルの世界。だけど糖尿病ならば、と自分を奮い立たせてパチンと指を穿刺する。
馬券の的中には何が必要なのか。長年、馬券を買い続けて、ちょっとは勉強もしているけど、これが皆目わからない(笑)。しかし、糖尿病の治療は、少しの勉強で大きく変わることを僕は経験した。糖尿病よりも競馬の方をよく勉強しているのだけど、昨日には再び漱石が嘲笑いながら飛び去っていった・・
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