血糖測定器については、このホームページでもいろいろな記事を書いているけれど、今のモデルと昔のモデルを比較すれば、いったい何が違うのだろうか。
測定までの時間が短縮されたこと
血液量が少なくなっていること
血糖測定器自体が小さくなっていること
医療機器の進化で、患者のQOL(生活の質)は向上しているけれど、血糖値の結果を記憶する件数も格段に進歩している。いまではいろいろな血糖測定器が販売されているけれど、最近のものだと300件とか500件とかの記憶容量だから、すごいなあと思う。
よく考えてみれば、1型糖尿病で、1日に4回の血糖測定をしているとする(僕の場合であるけれど)。これを30日連チャンで、1日もかかすことなく4回以上測定したならば、1ヶ月で120回となる。2ヶ月ならば240回になる。
もちろん、1型糖尿病の血糖値は、激しくアップダウンするのが当たり前で、1回1回の測定のたびに、高くても、低くても、傷ついてはいられない(笑)。もちろん、1回1回の測定結果が大事じゃないというつもりはないけれど、測定結果をより多く記憶できる機能になって、1ヶ月の血糖値の平均は本当にアテになるのだ!
つまり、定期的に血糖値を測っていれば、僕の血糖測定器に溜まったデータで、1ヶ月の血糖値の平均値をみることもできるし、14日間の平均値も見ることもできるし、7日間の平均値もみることができる。
定期的に血糖値を測っているならば、血糖測定器で見る1ヶ月の平均値は、病院やクリニックで測定するグリコヘモグロビン(HbA1c)ともある程度、連動してくるので、血糖測定器に溜まっているデータも捨てたものではない。
血糖測定器に溜まった血糖値データをどう活用するか。
先ほどのように平均値からだいたい(あくまでだいたいだけれど)のHbA1cの推測にも役立つし、1日の変動もグラフにできれば面白いだろう。ただ、血糖測定ごとにわざわざ、何かに書き写すのも面倒なので、こういう日内変動のグラフは、今後、血糖値のデータをたくさん溜め込んでいる血糖測定器が表示してくれたら、と思うかぎり。そうすれば
夕食前に血糖値が低い、とか
朝食後の血糖値が高い、とか
普段気づいていないようなところで、いろいろな発見があったりするのだ。実は、海外ではこういう血糖測定器、いやグルコースモニタリングシステムと呼んでいいだろう、はすでに発売されている。しかし、そういう最新の測定器じゃなく、僕が使っている古い血糖測定器でも、いろいろなことを把握できるのである。さあ、見てみよう1ヶ月平均値!
ちなみに当方は、以下の結果でした。
7日間平均値:174mg/dL
14日間平均値:174mg/dL
30日間平均値:161mg/dL