今回の記事も全般に1型、2型問わず、すべての糖尿病患者さんへ記事を書いてます。また前回の記事「患者と医療者との距離」の続きです。糖尿病の治療には食事療法、運動療法、薬物療法、など様々な治療がありますよね。だけど、「今のあなたに大切な糖尿病治療は何ですか」と問われるて、あなたはきちんと答えられますか?
Drを信用して、Drの指示通りの治療をしてる人
これは正しいと僕は思います。当たり前でしょう〜、そんな声が多くの糖尿病患者さんから聞こえてきそうです。「私は糖尿病専門医のDrにかかってるから、信用して治療してます。」そのような声も聞こえてきそうです。そう、Drを信頼し、Drの言う通りの治療をする、これは正しい選択肢でしょう。
Drの指示+市販の本も読んで、治療している人
そんな、あなたは優秀な糖尿病患者さんでしょう。そして、そのような優秀な患者さんのHbA1cは、患者さんの思い通りにかもしれません。
Drの指示+ネットの知識を利用して治療している人
このような患者さんは最新の医療知識を手に入れられ、治療できる可能性はあります。ネットでは「最新の医療の知識を手にできる、、」。聞こえは確かにいいです。しかし、、、しかしです。インターネットの世界には、怪しい商品を売るための記事や、医療的に間違っている記事も無尽蔵に掲載されています。また、「医学的に正確な記事」にたどり着くためには、並大抵の努力では厳しいです。それと多量の時間を費やします。それは膨大な量の糖尿病に関する記事が存在するからです。検索中に、もし怪しい記事にたどり着き、妙に共感を得る記事だったら、どうでしょう?もしかすると、あなたの治療は少し方向性を変えてしまうかもしれません。
ネットの情報は怪しいとおもうべし
そう、この記事もネット投稿の記事です。信じる、信じないはあなた次第です。怪しいと思うのであれば、✖️を押して消しちゃってください。「なぜ、ネットの情報は怪しいのか?」。確かにネットには正確な情報を載せているページもありますが、ネットの情報は基本的に書き換えができるからです。間違っていたら、あとで書き換えができるのです。「信用できる情報かどうか?」あなたに、その判断ができますか?僕はその自信がありません。だから、参考程度にネットの記事を探すべきだと僕は思います。
では、本なら信用できるのか?
ここも、検討の余地があると僕は思ってます。売名のために書かれた本や、怪しい商品を売るためのランドマークの本もあるからです。そういった本は、患者心理に働きかけ、「この本が正しい」と信じ込ませようとするものもあるからです。僕は、本に目を通す時、まずは出版社を調べます。大丈夫なのか?この出版社は?とまず判断します。ぼくの判断が正しいかどうか、それは別として・・
間違いないのは、医学的な文献が載っている本
そう、医学的な本を読んで知識を増やし、医師の指示通りに治療すれば、あなたの生活にあった、そして効率的にHbA1cの低下が実現できます。なぜか?悲しいけど、糖尿病は自己管理がとても大切な病気。そして、患者さんごとに生活スタイルは違い、よりHbA1cを下げるには、自分なりのカスタマイズが必要だと感じてます。そして、もう一つ大切なこと、「自己管理が大事」という言葉の裏側には「悪化した責任は患者さんがすべて取らなけりゃならない」、という悲しい現実が隠れてます。糖尿病治療は医学文献通りにすれば、確実に良くなるのは自明の理。少しづつでも、ちょっとでもいいので、この文献を読み、知識を増やしていくことをお勧めします。
では、どうやって糖尿病患者は、この医学文献に辿りつけるのか?次は治療で信頼できる本とは何かお話します。長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。