朝起きたら、まず血糖値を測る。今日は204mg/dL。最近、朝の血糖値が高くなりつつある昨今の当方。とりあえず、204mg/dLという血糖値を下げるために、カーボカウントで学んだ適正なインスリン単位を参考にして、2単位の超速効型インスリンを僕は体に打ち込む。

 

夏場、僕はよく汗をかく。

低血糖からなのか、水を飲みすぎているからなのか、それとも長年の糖尿病との付き合いで自律神経がおかしくなっているからなのか、大量の汗はいつも僕を迷わせる。ただ、水を大量に飲んでいるおかげからか、熱中症を患ったことは30年の糖尿病歴で一度もない。

普通の、健康な、HbA1cが4%か5%台の人も、果たしてこんなに汗をかくのだろうか・・

と健康じゃない、1型糖尿病という病いの自分を他人と比較してみる。しかし、わかるわけがない・・こういうときに寂しさも覚えてしまう当方。そして、夏場は目眩いや、ふらつくこともある。30年近く、この病いとともに過ごしてきたけれど、わからないことが多過ぎる僕の自覚症状。そして、かつての僕は、僕の自覚症状だけに頼りすぎて、低血糖昏睡をよく起こした。

 

つまるところ、自覚症状はないけど、低血糖が起こっている?

それは、探求していかなければわからないだろうし、自覚症状に頼り過ぎれば、ある種、突然起こる低血糖に、自覚症状もないわけだから、僕は僕自身の感覚に裏切られれることがあるわけだ。

その上、いまや、血糖値が60mg/dLや70mg/dLのときは、自覚症状もほとんど起こらないから厄介である。糖尿病歴10年目ぐらいは、明らかに、70mg/dLを切れば、手の震えや空腹感が襲ってきたというのに・・たぶん、30年の糖尿病との生活で、僕の体は、自動的に低血糖に慣れてしまったのかも・・

そんな具合だから、いまや、控えめに言っても、50mg/dLを切らなければ、僕にはほとんどの自覚症状は起こらない。低血糖のときのあの空腹感もないし、あの冷や汗もない。

こう書くと、無自覚性低血糖の不安を煽るようで嫌だから、補足を付け足しておく。

 

今、低血糖の自覚症状が少なくなった

僕でも、ここ20年間は低血糖昏睡で倒れたことはない。危ないことは何度か起こったけれども、危ないことは低血糖の自覚症状があったころも何度もあったから、ほとんど同じようにも思う。

また、あるDrは文献で、無自覚性低血糖にリアルタイムCGMは有用である、というようなこともおっしゃっていた。要するに、インスリンポンプやCGMといった医療機器も、年々、技術革新(僕が大学生で経済学部にいたころ、教授から聞いた言葉である)を遂げているわけだから、まあ、むやみやたらに、無自覚性低血糖に怯えることもないだろう。

ただ、夏は気をつけよう。まぎらわしい、低血糖の自覚症状に・・。そして、その自覚症状は本当に低血糖なのか。僕はいつも迷ってしまうのだった・・

お問い合わせはこちらから。お気軽にどうぞ。

あなた(そして、糖尿病じゃないあなたも)の不安が少しでも軽くなるならば・・

1型糖尿病ブログ(HOME)に戻る

style="display:block" data-ad-client="ca-pub-9555026920353566" data-ad-slot="6014657333" data-ad-format="auto">