インスリンの注射に戻してから9ヶ月目となった。ここ最近、下降し続けていた血糖値が上がり出して、悩んでいる。持効型インスリンは相変わらず16単位。食事のインスリンは1食に約8単位で3食だから、これも相変わらず1日で24単位くらい消費。
持効型16:超速効型24
2対3のバランスで良いかと思いきや、血糖値が先月から上昇を始めた。
食後が高血糖。血糖値は300mg/dl以上に
そのため、まずは食事の際のインスリンを2単位くらい増量してみた。だけど、思ったほど下がらない・・だから追加インスリンも多めに打った。しかし、あまり効いていない感じ。こうなると、打っても打っても下がらない、そんな感覚に襲われる。果たして感染症でも患ってしまったのだろうか?
そう簡単には増量したくない持効型インスリン。なぜかって?万が一、血糖値が下がりだしたら低血糖が頻発してしまうのが嫌なのである。頻発な低血糖時は集中力は欠くし、眠くなって寝てしまうから仕事にならない。インスリンポンプの導入当初も同じような症状があった。
だけれども、そんな意識を吹っ飛ばすぐらい血糖値は上昇した。しかし、持効型を動かさずに、食事の際の超速効型を増やしつつ粘ってみたが、どうにも下がらない。なにか悪いことでもしたのだろうか?
家族を連れての3日間の休暇では・・
今度は気持ち悪いぐらい血糖値が上がらない。食事を食べても、お菓子を食べても、血糖値が70㎎/dl〜130㎎/dlで落ち着いていた。あんなに打っても打っても下がらなかった血糖値が、健康な人並みの数値にまで下がってしまった。え〜、なんで〜、わけわからん、僕の体は。
しかし、このまま、この血糖値が続いてほしいと神に祈った。
休暇が終わり仕事を始めると
また、血糖値が下がらない体に変わってしまった・・そのため、超速効型の増量で対応したけど、また下がらない。血糖値測定器の7日間の平均値を見ると、血糖値はみるみる上がっていた。
またか・・いったい、どうなっとるんだ・・
そのうち平均の血糖値を見るのが嫌になった。正確に言えば見るのが怖くなった。そして、最終兵器の持効型インスリンの単位を増量することにした。持効型の単位をいじるのはとても嫌なのだが、可及的速やかに4単位を増量。そのため、持効型は1日20単位となった。
そうしたら1日の血糖値が
徐々に下がり始めた。インスリン注射に戻して、30日の平均血糖値は150㎎/dlぐらいまで下がったのに、気づけば170㎎/dl付近まで上昇。持効型を増量して、165㎎/dlぐらいに下がってきた。それでも、かつての150㎎/dlまではまだまだ程遠い。
確かに体調もよくない。夜は眠れず、腹は減らず、うん・は出ず、やる気もでない。そんな中、体にムチ打って、ちょっと早足の30分のウォーキングをやっている。これをすると「やる気」は多少湧いてくるのだが、気持ちの良い睡眠は相変わらずダメである。
昼夜が逆転して、睡眠時間は3時間である。眠れないときは阿佐田哲也。おまけにビオフェルミンを飲んでも、うん・もだめである。正直、泣けてくる・・
こんな時は気持ちも焦る
やらなければいけないことにも手がつかない・・イライラが増し、体が言うことを聞かない。いっそのこと、全てあきらめて寝たら?と家内に言われる。しかし、あきらめたら奈落の底まで落ちてしまう。血に染まったボコボコ噴き出ているマグマの海に自分が落っこちてしまう。これも怖すぎる・・
原因のわからない乱高下する血糖値と戦いながら、かなり疲弊してしまっている最近の筆者である・・諦めの境地が肝要なのか。ホント勘弁してよ。