読者から以下のご意見を頂きました。

性別:男性

年齢:50代

題名:フリースタイルリブレについて

メッセージ本文:

今月のはじめからフリースタイルリブレを使いはじめました。

完全に信用しており、2つ目のセンサーを掛かり付け医院で購入しました。

が、本日低血糖の症状が出たのでリブレで測ったところ80mg/dlでした。念のため血糖測定器で測ったら64mg/dlでした。これはヤバイと思いブドウ糖を10g補食しましたが、一時間以上経っても症状(自分場合は体の震動が治まらなかったので、再度、血糖測定器とリブレで計測しました。リブレの数値は104mg/dlとリカバーした数値だったのですが、血糖測定器の数値は54mg/dlでした。死ぬと思いました。その後も血糖測定器との誤差は最小で34mg/dlでした。

回答:

ご意見をいただきまして有難うございました。

「本日低血糖の症状が出たのでリブレで測ったところ80mg/dlでした。念のため血糖測定器で測ったら64mg/dlでした。」

何を意味されているのか、のお気持ちがよくわかります。私も含め、糖尿病患者さんにとって、60mg〜80mgの血糖値の領域は非常に大切な部分です。なぜなら、血糖値が60mgであれば、それは低血糖の領域ですし、一方、80mgでしたらギリギリではありますが正常値だからです。

ここには記載がないのでわかりませんが、測定した時間は知りたい限りです。例えば食後2時間後とか、食後6時間後など、です。なぜなら、血糖値が変動しているときには、CGMやフリースタイルリブレのような持続測定器と、血糖測定器との血糖値の値は乖離しやすいと言われています。フリースタイルリブレと血糖測定器との誤差については、ちょっとマニアックな測定器のいま(3)もご覧ください。

「再度、血糖測定器とリブレで計測しました。リブレの数値は104mg/dlとリカバーした数値だったのですが、血糖測定器の数値は54mg/dlでした。」

インスリンを打っている1型糖尿病の私の場合ですと、たとえば、血糖値が急激に上昇する食後1時間〜2時間では、フリースタイルリブレと血糖測定器の両方で測定すれば、かなり誤差があるかと思います。その一方、血糖値が急激な変動をしないで安定している時間帯(私の場合は、寝ている間)に両方の測定器で測定すれば、逆に誤差は少ないものと思います。

ただし、今回のお話しはリブレに限らず、我々患者にとって、進化して便利になっている様々な医療機器についての警鐘だと感じます。絶対はないということを改めて認識することは、我々患者にとって、とても重要なことだと思います。

リブレを使っていけば、今回のケースの様な出来事も含めて、色々なこともわかっていくことと思います。私のほうでも、こちらのブログで発信していきたいと思っています。

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