自分自身の症例研究(いわゆる太ももへの注射と、腹への注射との、僕の血糖値の差異を調べること)にあたって、僕は少しの縛りを設けた。僕は医療者ではないので、この縛りが症例研究において研究の精度を上げるものかどうかはわからない。

 

自分に課した縛りは以下の4つ

縛りの1つ目は、1日の摂取カロリーはなるべく1500kcal〜2000kcal内にすること

縛りの2つ目は、摂取カロリーの50%〜60%は糖質(いわゆる炭水化物)を摂取すること

縛りの3つ目は、朝食はだいたいAM8:00に、昼食はだいたいAM12:00に、夕食はだいたいPM7:00に食べること

縛りの4つ目は、血糖値は朝食前、後、昼食前、後、夕食前、後、就寝前の7回を測定すること(この理由は後述する)

何かものを書いたり、何かを翻訳したり、それらを編集したり、というのがもっぱら僕の仕事である。デスクワークがメインであるため、運動は、1日30分くらいのウォーキングか、スクワット程度のものである。なので、今回、運動は縛りから除外することとする。

 

7回の血糖測定について

僕は今、月1で診察には通っているけれど、自分のHbA1cの数値を知らない。そのため、おおよそのHbA1cを知るために、僕は血糖値の7回測定を始めた。前の記事でもお話しさせてもらったけれど、血糖値の7回測定でHbA1cの数値をある程度知ることができるのだ。

推定のHbA1c=(平均血糖値+46.7)÷28.7

という計算式である。簡単にいえば、平均血糖値が100mg/dlだと、だいたい5%のHbA1cという値になるし、154mg/dlだと7%という値になるのである。

そして、いつもいつも、しつこくて言って申し訳ないのだけれど、血糖測定器に出てくる7日間、14日間、30日間はとても役に立つ。この機能を使えば、自分の平均血糖値がすぐわかる。そして、30日間平均を見れば、自分のおおよそのHbA1cもわかるわけである。たとえ、1日2回しか血糖値を測っていなかったとしても、ご自分の平均血糖値を知ることは極めて大切であると僕は思う。

 

皮膚への疑問

実は、僕には、とても疑問なことがあるのだ。それは、奥深く言えば、皮膚である。健康な人の場合、インスリンは体内で生産されて、体内の色々な部分を経て、血糖値を下げている。

けれど、1型糖尿病ないしはインスリンが必要な2型糖尿病の患者さんの場合は、インスリンポンプを使っているにせよ、インスリン注射をしているにせよ、基本的には皮下へのインスリン投与となる。

きちんと、インスリンの注射部位が、当たるとこに当たれば、たとえ食事をしてさえも、血糖値は動じず正常値をキープすることもあるし、当たるとこに当たらないと、血糖値は食事をせずとも乱高下するという印象を、以前から僕は持っている。

もう少し大げさに言うならば、暴飲暴食は抜きにしても、カロリー制限とか、糖質制限を守らず、好きなものをそこそこ食べたとする。けれども、インスリンの打つ場所がピタリと合えば、制限なく好きなものを食べてさえ、僕の血糖値は正常値を保つような経験をかつてしたことがあるのだ。もちろん、ここにはBMIが適正(いわゆる体重が正常値)であることが条件になるけれども。

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