この前、インスリンポンプをつけていた部分の皮膚がまだ痛い。患部をよく見れば、腫れ上がっているではないか。この皮膚の状態では、人の膵臓に似たようなインスリン分泌をしてくれるインスリンポンプでさえ、血糖値を下げることはできないだろう。こうなると、たとえ血糖値を測ったところで、いつもいつも高血糖だし、ただでさえ高価な血糖値のチップやセンサーも無駄になってしまうのだ・・

インスリンの効き

皮膚が腫れ上がって、炎症を起こしていれば、インスリンポンプだけでなく、インスリンを注射しているインスリン依存型の糖尿病患者さんでさえ、インスリンの効きが悪くなるのではないか。

カチカチ回すインスリン注射に比べて、インスリンポンプは皮膚に2、3日ずっと装着させているので、炎症も起こりやすい。ただ、インスリン注射であっても、同じ部分に何度も何度も注射していれば、こういう炎症や硬結(皮膚が硬くなること)が起こりやすくなる。

僕は長年インスリンを注射してきているけれど、長く続ければ続けるほど、注射部位はいつも同じ場所になっていたように思う。そりゃ、僕も含めた1型患者さんの場合、1日4-5回の注射を打つわけだから、さっきのインスリンを体のどこに打ったか、なんて毎回毎回覚えちゃいられない(笑)

部位を工夫することも大事。けれど・・

もちろん、お腹の右側に打ったら次は左側など、その人なりの工夫をすればいい。けれども、現実には、1日に4回、5回、それも365日欠かさず打つわけだから、どこに打ったか、覚えることはかなり面倒になってくる。だから、いつも同じような場所に打っている、ことが僕はよくやっていた。だって、忙しく仕事をしていれば、インスリンの注射部位のことなど、かまっちゃいられないのも真実。

ただ最近は・・少しだけ工夫するようになった。まず、僕の場合、お腹にインスリンを打つのが一番血糖値が安定する。そのため、全てのインスリン(つまり食事の時に打つインスリンも、24時間効くインスリンも)をお腹に打ちたい。けれども、まずは、優先的に、24時間効く持効型溶解のインスリンをお腹に打つようにしている。そのため、食事の時に打つインスリンはたまに太ももに打ったりする。

そもそも、24時間効くベーサルと呼ばれるインスリンに、安定した効果を発揮させること。これが何よりも大事だと僕は考える。

もちろん、お腹の回りをローテーションしながらだけれど(笑)

皆さんの工夫も募集してます。投稿はこちらから。

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