糖尿病の治療、すなわち血糖のコントロールである。その血糖コントロールに影響を及ぼすものと言えば、食事、運動、などがあるけれど、インスリンに頼っている糖尿病患者として忘れてならないのがインスリンを注射する場所、すなわちインスリンの注射部位ではなかろうか。

なぜ、注射する部位が大事なのだろうか

先日、血糖値がずっと高い日があった。血糖値はいつも250mg/dLを超えていて、それは、まるで治療をしていない糖尿病患者さんのような血糖値だったのだ(笑)。その日は朝から食事もとらず、血糖値が上がる要素などまるでなかったけれども、高い血糖値をさげるため、カーボカウント法のインスリン効果値を頼りに僕は追加インスリンを打った。

けれども思ったように血糖値が下がらない。心の中では、なんで下がらないの、を連発する。そして、また、インスリン効果値を頼りに再び追加のインスリンを打った。また血糖値は下がらない。こうなると、打っても打ってもインスリンが全く効かない体になってしまったと思えてくる。ただ、僕の体は糖尿病を除いてはいたって健康だ。

高い血糖値の原因を考えてはみるものの・・

何も見つからない。強いて言えばインスリンポンプを装着している部位が少し痛かったぐらいだ。けれど、インスリンポンプの装着部位が痛くなることはたまにあるので、僕は放っておいた。けれど痛みは少しずつ増していき、患部は徐々に腫れていき、僕はすぐにインスリンポンプを外して別の場所に付け替えた。

するとどうだろう。あら、不思議。みるみる血糖値が下がっていくではないか。

そして、以前の記事でも紹介したけれど、お腹、ふともも、お尻に上腕、インスリンを注射する部位はだいたいこんなところだけど、部位によって血糖値の変動が違うので、血糖値測定しながら、部位による血糖値の変動を観察するのも良いだろう。

僕の場合はお腹。ここが一番、血糖値が安定するけれども、最近はお腹に打ち過ぎており穴だらけになってしまっている。そして、穴だらけになってしまってもまた問題なのである。

そろそろ太ももにでも切り替えるかな。

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