今月のHbA1cは7.8%だった。インスリンポンプを外したときは8.7%、そのころに比べたら約1.0%下がったわけである。診療費も12000円程度だったので、コストもいくらか下がっている。
インスリン注射と血糖値の変動
インスリン注射にしてから下がったHbA1cなのであるが、その中身をちょっと調べてみた。インスリンポンプの良かった時代には、血糖値がビクともしない日(100mg/dl〜150mg/dl)がよくあった。食事をしても、血糖値があまり上がらない日。しかしながら注射では、こういった日が滅多にない・・
昨日深夜は目が覚めた。ぼんやりしながら血糖値を測ると、なんと400mg/dlオーバー!そんな血糖値のせいで一気に眠気もなくなって、とりあえずインスリンの追加打ち。よく朝の血糖値は167mg/dlであった。こんな乱高下を経験すれば、眠った気もせず、身も心もヘロヘロとなる。
インスリンポンプ時代にも・・
もちろん、インスリンポンプの時代にもこのような乱高下はあった。低血糖や高血糖など、日々の血糖の乱高下を恐れていれば、インスリン注射など出来やしない。こういうリスクを背負ってインスリンを注射しているのである。
しかしながら、インスリンポンプの方がこのような乱高下は少なかったように感じるのである。血糖値の変動という「山」は明らかにインスリン注射の方が多いのではないだろうか。そんなことから、少し原因を探ってみる・・
持効型インスリンの効果
昨今の持効型インスリンはかなり良いものに進化している。今の持効型インスリンを打って感じたことは
「24時間効いているなあ」
持効型インスリンは24時間効かない・・そんな固定観念が根強くあったから、今の持効型はかなり良いものになったとしみじみ感じているのである。
だけど、持効型インスリンが進化したとは言え、あのインスリンポンプのBasalの機能には勝てはしないのではないだろうか・・ちょこちょこマメに注入する超速効型インスリンであり、細かい設定までできるのである。ドーンと持効型の1回打ちよりも、インスリンポンプのBasal機能の方が血糖値の乱高下を抑えられるのではないだろうかと感じた。
持効型インスリンの単位
今月のHbA1cは横ばいであったが、先週くらいから低血糖と高血糖が頻発していた。カーボ比率も普段は10g/1単位なのだが、35g/1単位ぐらいまで下がった。そんなことから、食事のインスリンは約2単位になった。
2単位×3食=6単位。これが1日の食事で使うインスリン量。
こんな少ない単位はありえない・・
そして持効型インスリンは20単位も打っていた。だいたい1:1を目指していたので、あきらかに持効型が多すぎるのではないか・・こんな発想から持効型を16単位に減らしてみた。
だって、HbA1cが良くなったところで、乱高下の山登りを繰り返したのでは、身も心もヘロヘロになっちゃうから・・