とにかく糖尿病にまつわるデバイス、たとえば血糖測定器やインスリンポンプ、は徹底的に使いたおすのが現在の当方。

発症後20年までの当方は、血糖測定器は血糖値さえ測れればよかったと考えていたし、病院から貰ったセンサーやチップがあまるぐらい血糖値を測っていない患者だった。

インスリンポンプの機能

けれど、最近では、いろいろなデバイスに付属されている説明書や添付文書を徹底的に読む。そして、いろいろな使い方をマスターする。だって、高い医療費を支払っているのだから、デバイスのパフォーマンスを最大限使わなければもったいないじゃないか!

インスリンポンプだって、「べーサル(Basal)」は3種類の注入パターンを設定してあるし、「ボーラスウィザード」の機能も使っている。ただ、スクエアボーラスやデュアルボーラスは正直マニアックな機能なので、あまり使ってはいないけれど(笑)

インスリンポンプのことばかりで、インスリンポンプユーザーでない方には耳慣れない言葉の列挙で申し訳ない。ベーサル(Basal)とは、24時間効果を発揮し、たいてい1日に1回打つ持続型インスリンのことであり、3種類の注入パターンとは、簡単に言えば、そのインスリンの単位数などを3種類設定している、ということになる。

「ボーラスウィザード」とは、あらかじめ設定しておけば、食べる炭水化物量(糖質量と訳しても問題ない)と現在の血糖値を入力すれば、勝手に必要なインスリン単位を計算し表示してくれる便利な機能だ。

血糖測定器の機能

そして、インスリンポンプだけでなく、血糖測定器だって、ただその場の血糖値を測るだけでなく、当方は30日間の平均の血糖値もよく見ている。これが意外と役に立つ。だって、この平均値から、だいたいのHbA1cも予測できるから。

その上、今ではその血糖測定器も、24時間持続で血糖値を測定してくれるデバイスであるCGMやフリースタイルリブレが登場し、より簡単で楽に血糖値が測れるようになった。

ただ、どこまで使うかはやはり個人次第であるけれど、もし新しいデバイスを手にしたら、まずデバイスを使う前に、「取説」だけは読みたおすことがオススメだ。なぜか?意外な機能がついていることを発見できたりするからだ。例えば、インスリンポンプでは、食後2時間後にアラームを鳴らせたり、血糖測定器なのに、なぜか血中のケトン体まで測定できたりする機種もあるのだ。現在、お持ちのデバイスの能力を最大限発揮させてあげれば、そのデバイスもきっと喜んでいるに違いない・・と当方は思っている。

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