先日、愛車のフィットが、ついに走行距離も12万キロを超え….。おまけに我が家の雨ざらしの駐車場がよくなかったのか、左の凹んだリアドアからはサビも浮き出ていた。友人からは「ボロいボロい」と言われ続け、ついに車を買い換えることにした。ただ、今度の車も、フィットと同じく16年落ちの車である(笑)。

警察署で・・

車を買い替えるにあたり、車庫証明を出しに行った。警察署内に車を駐車して、警察署まで歩いていると、なんだが嫌な予感がした。後ろを振り向けば、警察車両が僕の後ろ10cmで急ブレーキを踏んだ。そう、僕は警察署内で、なんと警察車両にひかれそうになったのだ!

もしひかれて、大きな手術が必要になったら、きっと1型糖尿病の僕の術前・術後の血糖管理は相当大変になるに違いない・・そんなことを考えてはみたものの、警察車両の速度は、おそらく10km/hぐらいのスピードだった。もしぶつかっていたら、ドタッと衝突ビデオに出てくるマネキンのように倒れて、おそらく脳しんとうぐらいですんだのかもしれなかった。

その後、何事もなかったかのように、僕のもとから過ぎ去って行く警察車両。いつもは温厚な僕だけど、この時ばかりは、あまりの態度の悪さにカチンときて、車庫証明を出したついでにクレームを申し上げた。そして、こういう出来事に合えば、

1型糖尿病患者の免許の更新ではハードルを上げられているくせに!

と余計に腹も立ってくる・・

腹を立てながら、僕は自宅へ帰ると今度は別の警察署から電話が鳴った。まるで犯人になったような1日だった。

「あのー、〇〇警察の〇〇ですが。」

なんとなく、聞き覚えのある名前だった。そうだ、以前の記事で書いた「免許更新の5つの質問」の時の女性警察官からの電話だった。

運転免許と診断書

「先日の免許の更新の件でお渡しした診断書の件、どうなりましたでしょうか。」

まずい、免許を更新してから診断書のことはすっかり忘却の彼方へ消え去ってしまっていた。

「すいません・・すっかり、忘れておりまして・・」

僕は答える。

「どうされます?ご提出頂けそうですか?」

もっと高圧的な態度で迫ってくるのか、と思いきや、提出しなくてもいい、みたいな雰囲気が電話口に漂う。

僕は思い切って、以下のように聞いてみた。

「もし、診断書を提出しなかった場合、僕のゴールド免許はどうなるのでしょうか?」

そして、待つこと2秒。

結果的に診断書は必要なのか

「はい、その場合は、運転免許本部の判断に委ねることになります。つまり、この人は運転できそうだ、とか、運転できそうじゃない、みたいな判断は、資料のない状態で運転免許本部が判断することになると思います」

つまり、診断書を提出しなかった場合、

運転免許本部からの呼び出しや検査も有る得るってこと?

さらに僕は突っ込んで聞いてみた。

「では、診断書を提出してもしなくても、免許本部が判断するということなのでしょうか。」

「はい、そうです。」

「では、診断書を提出しなかった場合、ゴールド免許が普通免許になるってことはあり得ますか?」

「たぶん、それはないと思いますが…」

まあ、それはないにしろ、1型糖尿病の心象が悪くならないためにも、ぼくは次回、診断書をDrのところへ持参し、警察署へ提出する予定である。

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