車を運転して20数年が経つ。今、乗っている車はHONDAのFIT。色は水色。走行距離は12万kmを超えているけれど、僕の愛車。
そして、ウキウキの気分で先日、警察署へ出向いた。なぜか。それは、免許の更新で、初めてゴールド免許となったからだった!以前までは、違反を繰り返すこと数知れず。そのため、更新は、家から1時間くらいはかかる免許更新センターまで行かねばならなかった。けれども、今回から優良ドライバーとなる僕の免許更新は近所の警察署で済んだ。
時間も大幅に短縮され、約30分程度で更新の手続きが終わったのだった。
ただ、問題が・・
人生初のゴールドドライバーとなったのはよかった。けれど、更新の際に提出する申請書の質問が僕にとって最大のヤマ場だった。よく見れば、そこには5つの質問が書かれていた。
僕にとって最悪だったのは、5つの中の最初の質問だった。
・過去5年以内において、病気(病気の治療に伴う症状も含みます)を原因として、又は原因は明らかではないが、意識を失ったことがあるか?
「はい、あります」と正直な心で僕はつぶやいた。それと同時に、「いいえ、ありません」と虚構を書こうとする自分もいた。さて、どうしたものか・・考えること数秒・・
はい、あります。
と正直に申請書の質問に書いた。なぜなら、虚偽の記載・報告をした場合、1年以下の懲役または30万円以下の罰金、とあったからだ(わかる 身につく 交通教本、p7より抜粋)。
さて、これから何が起こるのだろう。ゴールド免許取り消しか?はたまた、条件付き運転免許となるのか?そんな不安がこみあげてきて、申請書を提出した矢先、
「こちらへどうぞ〜」
と女性の警察官が僕を別室へ招いた。犯罪者扱い!とまではいかなかったけれど、事情聴取がありそうな雰囲気だった。いやな雰囲気を察知して
「実はわたくし、1型糖尿病を持っておりまして・・」
と先手を打った当方。糖尿病に1と2があることすら、わからないような表情で、女性警察官は僕に聞く。
「そうですか・・車は週に何回くらい乗りますか?」
糖尿病の事情聴取はいいのだろうか、と余計なことを考えながら、だいたい週一くらいです、と僕は答えた。
「そうですか・・」
と言うと同時に、いつも下を向く女性警察官。下を向かれるたびに何か嫌な予感がする当方。そして、最後に女性警察官から
「かかりつけのDrから診断書をもらって来てもらえますか?」
なっ、なにーーー!
自動車の免許更新ぐらいで医師の診断書が必要なんですか!
ただ、ゴールド免許取得のために、僕はいやとは言えずに、女性警察官からもらった5種類の診断書(主に低血糖について書かれた)とゴールド免許を手に警察署をあとにした。
前に話した5つの質問のうち、どれか一つでも当てはまれば診断書の提出が必要になると言う。
5つの質問の2つ目は、
・過去5年以内において病気を原因として身体の全部又は一部が一時的に思い通りに動かせなくなったことがあるか?
だった。あとの3つのは、すでに忘れてしまった・・申し訳ない。
もちろん、車に乗るときは、低血糖に十分気をつけてはいるけれど、過去5年以内に僕は意識を失っているけれど、それは低血糖のせいではないのだ!(笑)
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