僕は競馬が大好きだ。競馬が開催される日は、だいたい土曜日と日曜日。お気に入りの競馬新聞は、前日の金曜日に発売される。だから、だいたい金曜日の夜には競馬新聞と睨めっこ。この馬はハズす、とか、このジョッキーなら買っていいかも、などと下らないことばかり考えている週末のアホンダラ。

そんなアホンダラでも、勝負と思えるレースならば、過去のウマのデータを少し調べる。過去のレースのラップタイムだとか、調教の状態など。血統やコース適性(芝が得意とか)などは、皆目検討がつかない。だから、そこには手を出さない。

いざ、競馬が始まって、自分の思っていたウマがゴールに入る。最高の瞬間のときだ。パチンコで言えばフィーバーした瞬間だろうし、麻雀ならば積もった瞬間。そんなときは、今までの負けを全て忘れさせてくれる。だからギャンブルは本当に怖い、と同時にギャンブルは勝てない。

こんなアホンダラでも、競馬はたまに当たる。勝率はだいたい10%〜20%ぐらいと言ったところ。冷静に振り返れば、競馬はひとつの競馬場で1日12レースあるから、あたるレースはよくても2レースか3レースぐらいしかない。

しかし、ひとたび競馬が終われば、なぜ買ったのか?本当に面倒くさいんだけれど、ちょっとだけアホンダラは考える。

競馬で勝つには、やらないのが一番!という単純明快がまず頭に浮かぶ。そりゃそうだ。競馬はギャンブルなのだから。

血糖値を良くするには、糖尿病にならないのが一番!

と言っているのと同じではないか。アホンダラは1型糖尿病になりたくてなったわけじゃない。けれど、競馬は少なくともやりたいからやっている。ならば、

競馬をやりながら勝つためには何が大切か?

と考えるのが至極マトモな考え方であり、これ即ち、

糖尿病を持っていながら血糖値を改善するには何が大切か?

ということになるのではないか。

やはり、インスリン注射をしている1型のアホンダラの場合、まず第一に血糖測定が大切だと考える。競馬で言えば、財布の中身を確認するようなことである。お金を持っていれば、勝ち誇った感情も沸き起こり、お金がなければ凹む感情が沸き起こる。けれど、そこはプロフェッショナルとして、感情を捨てて、まずは財布の諭吉と漱石の数を確認。

そして次の勝ちを目指すために、今度は、次のレースでいくら漱石を出すか、を考える。これ、すなわち自分の血糖値を見て、今度は何単位のインスリンを打つか。

最後は収支を見る。これ、食後の血糖測定。レースで賭ける金額、すなわち、インスリン単位が合っていれば、財布の中身は諭吉が安定し、血糖値も安定する。幸せな気分にもなり、感情も安定してしまう。

競馬で勝つことは本当に難しい。ギャンブルなのだから。それに比べれば血糖値は、当たる確率が遥かに高い。そして、こんなことを考えている自分は遥かにアホンダラである。

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