ここ1週間、低血糖がやたらと起こる。特に食後の低血糖が目立つ。食事でたくさんの炭水化物を食べても、なお起こる食後の低血糖・・
1週間の平均血糖値
血統測定器をピコピコいじって、ここ1週間の平均血糖値を調べた。142mg/dlだった。これはHbA1cに換算すれば、7.0%を切っている数値である。ばんざーい!と歓喜したいところであるが、今日も食後の血糖値が39mg/dl・・。食事で見事なまで炭水化物を食って、おまけに食前の血糖値は200mgオーバーだったんだから、予測すら出来ませんよ・・こんな低血糖は・・
そんなわけで、食後の低血糖が頻発しているから、あんまり嬉しくないのであった。でも、なんで食後低血糖は起きているのだろうか?
まずはインスリン量を調べる
そんなわけで1日のインスリン総量を調べてみた。持効型インスリンは20単位、1日の超速効型インスリン量は10単位から15単位くらいだった。
おやっ?
どうも持効型インスリン量が多いなあ・・と感じたのである。なぜか?それは、あるカーボカウントの本でも推奨されているのであるが、持効型インスリンは1日のインスリン総量の35%〜50%が目安である。
これを念頭に入れると、自分の持効型インスリンの配分は66%に達している・・
食後低血糖の原因は持効型かあ?
そんな疑問が頭に浮かび上がる。
1人の1型糖尿病患者の心理
原因は持効型のインスリン総量かもしれない・・ならば
よし、持効型インスリンの単位を下げよう!
しかしながら、そう簡単にこのような結論にはならないのである。なぜかって?
だって、平均血糖値は徐々に下がってきているし、HbA1cだって7%を切るならば、このままでいいんじゃない。食後の低血糖対策さえしていれば・・。このような認知の道すじになってしまうのであった。
ひとりの1型糖尿病患者の治療の悲しい選択肢である。HbA1cを下げたいばかりに、すぐには変えたくない持効型インスリン量。
低血糖が頻発していたって、HbA1cが下がるならば・・
いつも、そう思えてしまう。HbA1cを下げるために面倒なインスリン注射に切り替えたわけだし、血糖値だってマメに測っているのだから。
血糖値の逆説的な乱高下
今の僕の血糖値は、どうみても健康な人とは逆の動きである。食前の血糖値が200mgオーバーで、食後が70mg以下だから、まさに逆説的なグルコーススパイク。そんな時は、体も疲れを感じるのである。
ここは心を鬼にしてでも持効型の単位数を下げるべきか?
いやいや、HbA1cを下げるならば低血糖対策でしょ?
こんな2極化した考えに板ばさみになってしまい、どうにも動けず、時は経ってしまう。まあ、明日が病院の診察日なので、とりあえず、このままでいっか・・。