1型糖尿病との付き合いも来年で30年になる。発症したての頃は、とにかく食事のカロリーを気にしてたから、ファーストフードなどの外食もできるだけ控えてた。いたって、高カロリーで高塩分な外食の料理。けれども
なんだって食べていいんだ、きちんと血糖値さえ管理していれば
いつからか、1型糖尿病の僕はこう考える様になった。そして外食も増えるようになった。焼肉、ハンバーガー、フライドチキンにインドカレー、それとピザ。家庭で作れないようなものを外食で僕は好んで食べる。
焼肉とフライドチキン、これらに使われている食材はとてもわかりやすい。基本的には肉がメインである。
しかし、インドカレーとなると一体どんな食材が溶け込んでいるのか。僕はダル豆のカレーを良く食べるけれど、豆以外にも何か入っていそうなインドのカレー。もしかしたら、インドカレーには大量のヨーグルトが煮込まれているかもしれない・・そう、乳製品。
焼肉やフライドチキンなど、肉がメインの外食ならば、基本的に僕はインスリンを打たない。
肉という食材は血糖値をあまり上げない
焼肉の食べ方は、まず最初に肉を食べる。タンだったり、ホルモンだったり、カルビだったり。このタイミングでインスリンを打とうとすれば、間違いなく血糖値は下がる。食前の血糖値よりも食後の血糖値のほうが低くなる。肉は血糖値をあげずに、インスリンが血糖値をさげてしまうからである。これを、焼肉低血糖などと呼んだりする。
そんな焼肉では、肉を食べたあとにごはんを食べる。この時に僕はインスリンを打つ。さすれば、ごはんが僕の血糖値を上げてくれて、上がった血糖値をインスリンが下げてくれる。そうすることによって、焼肉低血糖は防げる。
フライドチキンの場合なども、メインの食材は鶏肉。なので、フライドチキンだけを食べる場合も、僕はインスリンを打たない。ただ、添えてあるフレンチフライを食べるときはインスリンを打つ。フレンチフライのじゃがいもが、焼肉のごはん同様に、血糖値をあげてくれるからである。
しかし、インドカレーとピザに関しては血糖値の管理がやたらと難しい・・なぜだろう。きっと乳製品がいっぱい使われているからだ、と僕は考える。正解かどうかはわからない。けれども、この2品目を食べたあとには血糖値が変な上昇をする。3時間後とか4時間後から血糖値は上がり出してくる・・本当に悩ましい外食である(笑)
日本のカレーを食べても、このような血糖値の上がり方はしない・・なぜだろうか。インドカレーに比べて、たぶん乳製品の量が少ないからだ、と僕は考える。ただ、そんなインドカレーは本当にうまい。ピザも大好き。ついつい外食ではこういったものを好んで食べてしまって、食後の血糖値を何度も測っているアホンダラである(笑)