この記事は僕のインフルエンザ(その2)の続きになります。
インフルエンザを発症した初日は、とにかく咳、咳、咳。僕の長きにわたる喫煙年数もかなり影響したのだろうか(笑)。この咳は、かなり辛かったけれど、かかりつけの先生から咳止めをもらっていたので、初日はこれを飲んだ。
それと、抗インフルエンザ薬を服用。僕のは吸引型タイプのものだった。おまけに、解熱剤も処方されていたので、毎食後に飲んだ。そして、1型糖尿病でない僕の4歳の娘も同時にインフルエンザに感染した。娘も同じように、抗インフルエンザ薬を処方されて、僕と同じように飲んだ。
インフルを発症してからは眠れなくなった。おまけに解熱剤の効果もほとんどなく、体温は39.5度をオーバー。インスリンを打っても打っても、常に血糖値が400mg/dlをオーバーしているような、そんな状態だった。
2日目の翌朝になれば、今度は食欲が全くわかない。体温を測っても、いまだ38.5度をオーバーしたまま。まさにシックディな日々。食事は全く取れなかったけれど、とりあえず、水分補給だけはマメにした。それと持効型インスリンだけ打っていた。あと血糖補正のためだけの超速効型インスリン。けれど、血糖値と体温はうなぎ登り。
こんなに辛くて、死にそうな体験をするくらいなら、ワクチン打っときゃよかった・・
もはや、あとの祭りだった。しかし、ここで思わぬことを発見した。僕とほぼ同時にインフルエンザを発症した娘は、なにごともなかったかのように、翌日から体はピンピンしていた。多少のふらつき感はあったものの、僕の体調に比べれば、雲泥の差、月とスッポンぐらいの違いだった。
僕のほうは、3日目も解熱剤の効果はなく、38.5度〜39.5度をうろついた。ひとたび眠れば、夢だか現実だかわからない空間を彷徨った。知らないおじさんと会話をしたり、突然、スペースシャトルの訓練にも参加したりした。夢にしては珍しく、色のついた夢だった。
その夢の中で、僕は大きな声でしゃべっていた。そして、その声は眠っている自分が実際にしゃべってる声だった。うなされているんだか、意識障害なんだか、わけがわからない。
全く下がらないと思われた熱は、4日目に入ると突然下がった。39度から36.8度まで赤丸急降下した。それに続いて血糖値も安定しだした。みるみる体調が良くなったもんだから、嬉しい気持ち半分、驚いた気持ちも半分。そして、なにごともなかったかの様に僕のインフルエンザは去っていった・・
今回、何十年ぶりにインフルエンザにかかって、抗インフルエンザ薬の中には予防のために服用できるものがあることを初めて知ったのだった(笑)
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