この記事は、眠気についての続きの記事になります。

今までは4時間半睡眠だった当方が、昨年からはとても眠れるようになった。下手をすれば、1日のうち16時間近く眠れてしまうのだ!

起きている時間よりも寝ている時間の方が多くて、本当に困ったものだった。だって、8時間睡眠ではなくて、8時間しか起きていないわけだから・・今までとは違い、ベットに入れば、夜でも昼でも、すぐさま眠れてしまうし、完全に熟睡できちゃうのだ。まさに、眠れる森の40代の1型糖尿病患者、という実生活を送っていたのだった。

そんな怠慢とも思える生活の中で、一つありがたかったのは・・

眠れるようになったのは良いことだ!

といろいろなドクターから言われたことだった。1型糖尿病を患ってから、様々な診療科へ通った(いや、今でも通っている)けれど、ほとんどのドクターから、

眠れるときには寝ておいた方がいい!

と同じアドバイスを頂いたことだった。つまり何科のドクターに聞いても、同じ答えが返ってくるのだ。とても驚いた。当たり前だけれど、ドクターは生理学のプロであり、僕はずぶの素人なのだから(笑)

16時間の睡眠で血糖値はどのような動きをしていたのか。

この睡眠時間に、血糖値のデータはCGMとかFGM(フラッシュグルコースモニタリング)を使って測定。ひとつ面白いことがあった。

それは昼に寝たときのこと。暁でもないのに、就寝2時間後くらいからビューんと血糖値が上がりだした。もちろん、就寝前に食事などしてもいないのに・・(笑)

また、就寝すると血糖値が全くもってフラットなときもあったし、就寝すると血糖値が低くなり低血糖ゾーンに入ることもあった。

だいたいその3種類の血糖パターンだった。

けれど、寝ていることもあって、高血糖時でさえ、もちろん追加打ちなどできるわけもなく、ただただ寝ているしかなかった。低血糖になれば、もちろん起きて何かを食べた。そして、だいたい翌日の朝は、起きて血糖値を測れば300mg/dLオーバーなんてことはザラだった(笑)。

起きている間に起こる眠気について・・

だから、就寝時間が一定でなかったり、睡眠時間が一定でなかったりすれば(要するに生活パターンがある程度一定でなければ)、ベーサルの調整もかなり難しい!とは感じた。こういう点で、オートマチックでインスリン量を調整してくれる1型糖尿病でない健康な人の体をいつも羨ましく思う。

ただ、こういう16時間睡眠が起こる前の4時間半睡眠だったころは、低血糖と眠気は関連性があるとは実体験で感じていた。初めてインスリンポンプを導入したときは、あまりにもHbA1cが下がりすぎ(つまり低血糖が頻繁に起こっていたのだろう)、眠くて眠くてしょうがなかった。

だから、低血糖になると眠くもなるし、逆に寝ているときに低血糖になれば、覚醒したりする・・つまり、血糖値と脳との関係は本当に深く、一概にどうと言えないのかもしれない・・

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