少し体調が悪かった一昨日の火曜日。夕食前、僕はいつものように血糖値を測った。たしか100mg〜150mg/dLぐらいだった。この値ならば、体調の悪さはシックディではないだろう、と自分に呟く。ただ、夕食前だというのに、いつものように食欲はわかず、胸は少しムカムカしていた。
そして、その日は、食欲不振だけでなく・・
なぜだか下痢にもおそわれていた。
もし、あなたが食事中にこの記事を読まれているのであれば、大変恐縮だけど、ここから先を読むことはおすすめしない。
なぜかといえば、僕の下痢は、レトルトカレーのような具材もほとんど入ってないような下痢であり、その日は便座に10回以上も座ったからだった。
そして、なにかが、変な日だった・・
ただ、下痢と食欲不振さえ除けば、体調は悪くなかった。家内が作ってくれた夕食は、いつもと同じように最後まで食べることができたし、愛してやまないハーゲンダッツのラムレーズンのアイスクリームを食後においしく食べることだってできた。
1型糖尿病でない5歳になる娘は、SEIYUで買ったDOLEのパイナップル味の棒アイス(このアイスはなかなか美味しい)を食べて、1型糖尿病でない家内はこれまたハーゲンダッツのクッキーアンドクリームをうまそうに食べた。
そう、僕の下痢を除いては、どこにでもありそうな普通の家庭の夕食後の風景だった・・
食事も終え、そろそろ2時間後の血糖値を測ろうと思い、血糖測定器を出した。表面が白く、側面がブルーの血糖測定器だ。僕はいつものようにセンサーを差し込み、指先から血液を出して、センサーに吸い込ませた。
5秒後、測定結果が出た。
554mg/dL・・
な・なにっ・・
すぐ家内に報告した。さすがの家内も、初めて見る500mg/dLオーバーに尻込みした。
なぜ、こんなに高いんだ・・
弱気になる自分を追い払うために、僕は冷静になろうとした。そして原因を探した。ただ、額からは脂汗がでていた・・
そういえば、夕食前に、インスリンを打つのをすっかり忘れていた・・
カーボカウントのインスリン効果値を頼りに、すかさず、超速効型インスリンを5単位注入。
ただ、インスリンを打つのを忘れたにせよ、そんな簡単に500mg/dLをオーバーするだろうか。僕は1型糖尿病になって30年ぐらい経過したけれど、500オーバーの血糖値などそうそう見ることもなかった。
そして、時間が経つごとに、僕の不安は増大することになる・・Part2に続く。
- 投稿タグ
- ケトアシドーシス