先日、ふと街中を歩いていると、中華レストランを見つけた。場末の中華料理店ではなかったが、入り口にはデカデカと張り紙がされていた。
当店ではラードを一切使用しておりません。
豚の脂肪であるラードを使わない中華料理など本当にあるのだろうか。餃子にもラードが入っているし、チャーハンだってラードは使われているはずだ。いったい、どんな油をその中華料理店が使っているのか、かなり不思議なお店だった。
トランス脂肪酸というもの
豚のラードは、トランス脂肪酸が入っている。このトランス脂肪酸を取りすぎれば、体に良くないと農林水産省は言っている。血中のLDL(悪玉)コレステロールは増え、HDL(善玉)コレステロールは減る、らしい。また、トランス脂肪酸を多く取りすぎている場合は、少ない場合に比べて、心臓病のリスクが高まると農林水産省は言っている。参照元:すぐにわかるトランス脂肪酸:農林水産省
心配なのは・・
なんでもそうだけど、食べすぎとか、食べなさすぎ、というのは良くないとは思う。糖質にしたって、タンパク質にしたって、脂質にしたって、多く食べればいいってもんでもないし、少なすぎてもイケナイ。一日の食事を、すべて糖質にすれば、血糖値は急激に、すさまじい勢いで、短時間のうちに上がるだろうし、脂質だけにすれば、今度は別のリスクも出てくる、ということだ。
たしか、インスリンが発見される前の1型糖尿病の食事療法には、高脂肪食というものがあったようだ。あくまで、僕の当てずっぽうではあるけれど、インスリンがなく食事や運動での治療しかなかったために、いやでも糖質(炭水化物)を控える食事になったはずである。今の言葉で言えば、かなりの糖質制限食だったろうし、それはつまり、脂肪過多な食事療法だったと思う。
コレステロール
そして、このアホンダラの食事も、とても偏ることがある。いや、昔から偏っていたように思う(笑)。ハンバーガーにステーキ、家系やラーメン二郎、ファーストフードなどもしょっちゅう食べる。そのせいなのか、いまではコレステロールの薬も飲んでいる始末である。HDL(善玉)コレステロールも、一時40を下回り、かなり元気もなかった1型野郎だった。しかし、面白いことに、HDLコレステロールは運動をすることで、ある程度は上昇したのであった。
そして低糖質のこと
糖質を勉強するならば、脂質やタンパク質なども、一緒に勉強すると面白い。もちろん、糖質は血糖値にもの凄く、強烈なインパクトはあるけれど、かと言って、糖質を別なもので補うならば、血糖値ではない他のところへ影響をしてしまうのである。
そうすると、いったい、どういうものを食べたらいいのか
と純粋に頭を抱えてしまう。そして、健康そうな食事で思い出すのは、精進料理である。けれど、その食事を毎食食べるわけにもいかないし、正直、食べるには相当な覚悟がいる。
覚悟を持って、あのラードの使われていない中華料理屋に入るかどうか、いつも店の前を通ると悩んでいるアホンダラである。そもそも、ラードの使われていない中華料理屋の食事を、本当に中華料理と呼ぶのだろうか。休みの日には餃子をいつも作っている端くれとして、ついつい考えてしまう・・