1型糖尿病だけでなく、2型糖尿病も含めて、糖尿病の三大合併症といえば、網膜症と腎症、神経障害。1型糖尿病を発症した初期のころは、そんな合併症はいつ来るのか、という漠然とした恐怖に怯えていた当方。今でも恐怖ではあるけれど・・そして、不安が募ったときには、月に1度の診察で、合併症はいつくるのか、とDrに聞いてはみた。けれど、そんなことは30年前の当時、わかるすべもなかった。
網膜症とそのデータ
ただ、あれから30年が経つ。データもかなり蓄積されており、だいたいのHbA1cがわかれば、網膜症の発症はだいたいいつごろという文献もある。自分自身の網膜症の発症とHbA1cを照らし合わせてみても、素晴らしい文献だと思えた。医療者でもない僕が言うのもおこがましいけれど・・詳しくはHbA1cの結果と網膜症の記事をご覧ください。
そして、今日、お伝えしたいのは、
1型糖尿病の僕と皮膚
糖尿病になると、皮膚のセルフチェックが大切だと言われる。大切と言われる理由のひとつには、足の壊疽(えそ)などの糖尿病足病変を早めに発見して、予防、治療する目的がある。
あと、僕の個人的な経験からだけど、僕自身は、肌に湿疹ができやすい。1型糖尿病になってから5年目(いまから25年も前)くらいで、いろいろなところ(たとえば頭皮や股の部分に)半径1cm程度の赤い湿疹が出来始めた。恥ずかしいところにも・・
そのため、皮膚科を受診した。恥ずかしい部分を見せるのは、顔面から火がでるくらい本当に恥ずかしかったけれども、せーのって感じで、女医の先生に見せた。
1型糖尿病になると、こんなこともしなきゃいけないのか!
と高校生ながらに思った瞬間ではあった。ただ、この赤い湿疹、30年経った今でも以前として完治していないから、かゆくて厄介である。処方された軟膏を塗ると、一度は治るけれど、また、同じところに出てきてしまうのである。だから、僕の場合、
風呂に入ったときや
何かカユいと感じたときに、
皮膚のチェックは欠かせないのである!
たとえ、ショックでも、病気は早期発見、早期治療に限る、というのが僕のモットー。
円形脱毛症も1型糖尿病だからか?
以前、円形脱毛症にもなった。一人のドクターから聞いた話では、1型糖尿病患者さんは円形脱毛症の人が結構いる、とのことだった。円形脱毛症では、以前、いくつか記事にも書いたけれど、これも早期発見が大切だと僕は考えている。そうなると、髪を切る美容室に発見してもらうのが一番良いことだと僕は思うけれど、円形脱毛症になると、そんな美容室にも行きたくなくなる。正直言って。
だから、風呂に入った際には、ボディの皮膚チェックと同じように、頭皮チェックしてみるのもよし。問題があれば、最初はちょっと勇気がいるけれど、かならず皮膚科に行くべし。僕の円形脱毛症も、皮膚科に通いつめて、きちんと治りました、とさ。