前回の記事の続き(糖尿病の原因)になります。

読んでいない人は糖尿病の原因をごらんください。

悪い生活習慣(食べ過ぎ、運動不足などなど)だけで糖尿病になる・・こういう結論は極めて怪しい。だけど、世間のイメージはそんな感じなのではないでしょうか?この、よくある偏見みたいなものに、昔の僕は、よく腹を立てていました(笑)そうじゃないってば・・って感じで。

 

糖尿病の原因は「体質」も関連しているのか?

結局、「体質」という言葉で濁すのは嫌ですが、2型糖尿病になりやすい人となりにくい人がいるのは確かかもしれません。そこには遺伝的要素もあり、両親がともに2型糖尿病患者であれば、子供が糖尿病になる可能性は極めて高い(確か50%程度だったかな?)。もちろん、2型に比べて、1型は可能性は低いですが、遺伝的要素はある。イギリスのデータですが、母親が1型糖尿病だと子供の糖尿病のリスクは2%増え、父親の場合だと8%増加。両親ともに1型だと、リスクは30%増加するという。(引用元:diabetes.co.uk)。

 

「1型は遺伝しない」と言えないかも?

僕も含め、子供を持つ1型糖尿病の人には嫌な話し。以前、イギリスで在学中、こんな番組を見たことがある。それは、僕の記憶が定かであればだけど、1型糖尿病を持つ母親が産んだ3人の兄弟姉妹の全員が1型糖尿病を発症した例だった。あきらかに稀なケースであるから番組報道されていた、とは思いますが、このニュースはショックでした・・・

 

糖尿病にならないためにはどうすればいいのか?

結局、この部分、良くわかっていないのではないでしょうか?予防のための医療があってもよさそうですが、今のところはまだ・・といった感じでしょう。そのため、1型、2型の患者になったら、きちんと治療さえすれば良い、ということになるでしょう。まだ発症してから間もない患者さんは「とまどい」や「合併症の恐怖」など、様々な自分の感情との闘いがあるかもしれません。慣れないことも沢山あるでしょう。だけど時間が必ず解決してくれます。そして、きちんと治療していれば必ず慣れます。そりゃ、糖尿病になれば、普段の生活は多少不便になりますが、糖尿病は「あなたの幸せ」まで奪い去ることはできませんよ!

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