先日、80歳を超える母を連れて、物忘れ外来に行った。同じことを何度も話したり、物忘れも多くなっている様子だったので、これを機に病院へ行って本格的に検査をした。

僕と母は、別々に臨床心理士さんと話しをし、その後、母は血液検査と脳のMRIの検査をした。そして主治医からは、母の脳のMRIを見せられた。それは多少スカスカとなった80歳を超える母の脳みそだった。主治医は、同時に若い人の脳みそも見せてくれた。まさに、それは、80歳の脳みそとは違い、満タンに詰まっている脳みそだった。そして、あのギッシリ詰まった脳みそを見れば、絶対こう思うはずだ!

若者よ、今がチャンスだ。一生懸命、勉強すべし・・。30年たった当方の1型糖尿病の脳みそは既にスカスカ化が始まっているかもしれない・・(笑)


MRI、そして結果

これは歳相応の脳みそで今は問題ない。ともの忘れ外来の先生から告げられた。当方も、自分の1型糖尿病の脳みそには大変関心があるので、次回、脳のMRIでも受けてみようかな、と思った。以前、一度受けたことはあるけれど、僕の脳みそは問題だ、とも、問題じゃない、とも言われることのない結果だった。

だって、30年ものあいだ、低血糖や高血糖を頻繁に繰り返している僕の1型糖尿病の脳みそは、あきらかに健常者の脳みそとは違うはずであり、どこがどう違うのか僕は知りたかったのである。

 

米国での研究であるが、アルツハイマー型認知症の危険因子への影響として、もっとも高いのは

  1. Physical inactivity 身体の不活動
  2. Depression うつ病
  3. Smoking 喫煙
  4. Mid-life hypertension 中年時の高血圧
  5. Mid-life obesity 中年時の肥満
  6. Low education 学歴
  7. Diabetes 糖尿病

出典元:Deborah E. Barnes, et al, Lancet Neurol. 2011 Sep; 10(9): 819–828

とある。

なんと、Diabetes(糖尿病)も7番目に関連しているではないか。もちろん、ここで言うDiabetes(糖尿病)とは、おそらく2型糖尿病を指すのだろうが、1型糖尿病との関連も知りたいところである。

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