糖尿病を患っているインスリン患者で、やはり気になるのは飛行機での旅行ではないだろうか。先日、所用があって国内線だけれども飛行機に乗る機会があった。そのため、セキュリティチェックを受けた。
現在の僕はCGMのついていないインスリンポンプと、フリースタイルリブレをつけている。そんな中でのセキュリティチェックだった。
金属探知機のゲート
フリースタイルリブレ、それにインスリンポンプに関しては、金属探知機のゲートを無事に通過することができた。ただ、問題なのは、最近、いろんな空港で導入が始まっている「ボディスキャナー」というものだ。通過するゲートが、金属探知機ではなく、ボディスキャナーであると、インスリンポンプを通してはいけないらしい。以下を参照してもらいたい。
飛行機を利用される際、空港保安検査場(セキュリティーゲート)での手荷物検査などのX線検査やボディースキャナーにインスリンポンプを通さないでください(金属探知検査は通しても問題ありません)。
インスリンポンプ療法 はじめてガイド/日本メドトロニック株式会社
Q6. インスリンポンプ療法を行っていても、旅行できますか。p.09
出典元: www.medtronic.com
ボディスキャナーの場合
つまりX線にインスリンポンプが曝露されてはならない。だから、ボディスキャナー検査ではインスリンポンプを外さなくてはならない。CGM付きのインスリンポンプではトランスミッタも外す必要があるのだ。
ボディスキャナー検査を知りたい方は、下にあるリンクを参照してほしい。
ボディスキャナーの概要(国土交通省)
決められたポーズで数秒間静止し、異物を探知する検査
出典元:www.mlit.go.jp
手荷物検査での持ち込み
では、外したインスリンポンプは、かごに入れてボックスの中で手荷物検査ができるのか。答えはNoである。なぜなら、手荷物検査はご存知のとおり、X線を使っているからである。
金属探知機のゲートであれば、逆にインスリンポンプなど外す必要はないのだけど、ボディスキャナー検査であれば、インスリンポンプを外して、手荷物検査のかごにもインスリンポンプを入れてはならないのである。
手荷物検査のあの忙しい場面で、あれはダメでこれは良い、などを考えると、正直、頭が混乱するのは僕だけではないはず…
なお、上記のホームページのリンクは、2018年8月6日時点のものになります。
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