「腹の中に死に神が…」インスリン投与中断で7歳男児死亡 殺人容疑で自称祈祷師の男を逮捕
参照元:産経ニュース(2015/11/26)
記事のリンク先:http://www.sankei.com/affairs/news/151126/afr1511260031-n1.html
先日、1型糖尿病のお子さんがお亡くなりになられた。とても残念なニュースだ。そして、このニュースについて、1型糖尿病の患者さんからコメントを頂いた。
彼は僕と同じ40代の男性。発症38年というからベテランの1型糖尿病患者さんである。コメントには今回のニュースだけでなく、彼の1型糖尿病に対する価値観も書いてある。ぜひ、参考にして頂きたい。
お名前:佐藤友哉
性別:男性
年齢:40代
題名:今回の事件を受けて思うこと
メッセージ本文:
不幸なニュースがあって、Ⅰ型の糖尿病について検索していたら、ここにたどり着きました。私もIDDMを発症して38年になります。合併症などありません。家族にも恵まれ普通の生活を送っています。
今回の不幸なニュースは、個人的にあり得ないと思いましたが、実際自分の子供が発症してしまった場合、親としては正直なところ「藁をも縋思い」だったのかもしれません。しかし現在の情報社会の中ではあり得ない判断をしてしまったというのが世間一般の考えではないでしょうか。もっと重篤な病の方もおられるでしょうし、残念な思いです。これから何十年もハンディを克服しながら楽しく生活できたでしょうに。
私の親は、発症した当時の事を思い返す限り、冷静に対応してくれたと思います。自分の知らないところでは相当の苦労があったと想像できますが。
自分自身も同級生からのイジメにあったりしましたが、今ではそれもいい経験です。また成長期に食べたいものを制限されることはやはり辛いことです。
Ⅰ型糖尿病のこと自体が、何年も社会に周知されないまま現在に至っていること自体がおかしいと思う一人です。(糖尿病のひとくくりで終わってしまう)就職、結婚などハンディがあることは否めません。
健常者よりも自分の体調に責任をもって日々普通に生きていっているのにと思います。
現在は、先にも申した通り、情報化社会の中で、発信し続けている方々(組織)があります。どうか、気軽に相談してほしいと思います。
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