僕は料理が好きになった。僕の料理がうまいか、うまくないかは別としても(笑)。結婚する前までは、料理などせず外食ばかり。それこそ、毎日、吉野家の牛丼だったり、ココイチのカレーだったり、家系ラーメンだったり。
1型糖尿病だからと言って、食べちゃいけないものなど何もない
僕は今でもそう考える。インスリンの単位さえしっかり合わせれば、血糖値は落ち着く。しかし、しかしである。それには前提がある。
暴飲暴食と1日1食のドカ食い生活は出来るだけしないこと
これが僕の中の前提。これを守りつつ、食べたいものはしっかり食べる。
そんな外食ばかりの生活だった僕は、結婚してから料理をするようになった。自分のためだけに作る食事は何とも味気がなく興味もなかった。けれども、家族のために作る食事は、家族で食事が出来て、嫁さんからは感謝され、外食に比べてコスパ。そして、1型糖尿病の僕にとって、イエ飯のメリットはもう一つある。それは、
はかりを使って、食事の量を計量できること
うどんを食べるなら、麺は100g。パスタの場合も、麺は100g。ごはんならば、220g。そのグラム数から炭水化物の量はすぐにわかる。インスリンの単位数もすぐ決められる。これが、カーボカウントな世界。
今、ちまたで流行している糖質制限食については僕は知らない。名前から推測すれば、ごはんや小麦粉などの炭水化物を減らして、それらの中に含まれる糖質を減らすことが糖質制限の食事のことだろうと思う。
僕は糖質制限をしたことはないけれど、ある医師曰く
「糖質制限食は、体重を落とせる」
そして、糖質制限はカーボカウントの理論からも、食後の血糖値を下げられるようにも思う。実際にやったことはないけれど(笑)。
しかし、糖質制限食はうまいのだろうか。ふとした疑問が頭に浮かぶ。食事のうまい、まずいは僕にとって人生が幸せか、不幸か、ぐらいに相当する。まずい物を食べて幸せになる人は、まずいない。
ただでさえ、インスリンを注射しなくちゃいけないし、血糖測定だってしなきゃならない1型糖尿病の生活はストレスである。その上、まずい物を食わなきゃならない、となると、僕の人生は極めて絶望的なものになる。
カーボカウントのことなら、ある程度の知識はあるけれど、糖質制限食となると僕はズブの素人である。そして糖質制限に多少の興味はある。ちょっと勉強をしてみたいけれど、これと言ったアカデミックな本が見つからない。どなたか、本をご存知の方がいたら、ぜひ教えていただきたい限りである。