「食べた食事の炭水化物量をだいたい把握していますか?」

食事のカロリーはだいたいわかるけど、炭水化物量までは・・これはカーボカウントを学ぶ前の筆者である。この記事は1型、2型の糖尿病患者さんにお読み頂ければ嬉しい。そして昨今、食事における炭水化物量を知ることはそんなに難しいことではないと思う。

 

コンビニのおにぎりやサンドイッチ

ラベルなどを見れば、きちんと炭水化物量が書いてある。ポテトチップやチョコレートのお菓子にも書いてある。だから食べる前にでも炭水化物量を見ればいいだけなのである。

2型の糖尿病患者さんで言えば、恐らくであるが指定された食事のカロリーがあると思う。だから、毎食ごとのだいたいのカロリーは知っておく必要がある。

もしかしたら、僕のように奥さんが食事の管理をされている人もいると思う。また、自分自身でやっている人もいるだろう。面倒くせえからやってねえよ、そんな言葉も聞こえてきそうである。

 

指定されたカロリー、いわゆるカロリー制限

筆者の場合、1型糖尿病で痩せ気味でもあるからカロリー制限はされていない。しかし、2型の糖尿病患者さんの場合、食事療法としてカロリー制限されている方も多いのではないだろうか。栄養士さんから食事の指導を受けた人も多いだろう。

「食事を見れば、ある程度のカロリーがわかる」

ここまで来れば、かなりの糖尿病管理マスターと言える。そこに、もう一つのエッセンスを加えると、あなたの食事レシピは大幅に変わるかもしれない。それが炭水化物量なのである。カーボカウントのスタートである。

 

1日で何グラムの炭水化物を食べたか?

既に食事を見てある程度カロリーがわかる方なら、炭水化物量も把握することをお勧めする。スーパーで売っている加工食品であれば、だいたい書いてある。

ごはん2単位(160kcal)であれば、炭水化物量はだいたい37g。

日清のカップヌードル(353kcal)なら、炭水化物量はだいたい43g。

細かい分量まで気にする必要はないと思うが、だいたいの炭水化物量は把握しておく。ちょっと極端な例であるが、上記の「ごはん2単位+カップヌードル」の食事を1日3回したとする。そうすれば

1食80gの炭水化物×3回=240g

炭水化物を摂取したことになる。そして食事のカロリーは約1500kcalである。このカップヌードルのメニューはカロリー制限食の方にも対応できて、炭水化物量も把握できる。しかし、体に悪そうだからオススメしない(笑)。

 

経験する前に、まずは知ること

カーボカウントを実践するためには、まずは今食べている食事の炭水化物量をある程度知っておく必要がある。もちろん、HbA1cや血糖値が悪化していれば、すぐにでもカーボカウントを実践したいのはわかる。しかしである、今の食事の炭水化物量を知ることが最初のステップである。そう筆者は感じている。

なぜかと言えば、筆者はこの作業で頭がショートしたからである。しかし、この知る作業、たとえばこの食事だとこのぐらいの炭水化物量かな、ある程度わかるとその後はそんなに苦労しないはずである。

そして、次回までに1日でどれだけの炭水化物量を食べたか?把握しておいてもらえると嬉しい限りである。その際、1日の摂取カロリーもおおまかに覚えておいてもらえると、次回の記事はお役に立てる、そんな気がするのである。夏休みを3日ほど頂いて家族サービスする予定なので、次回の更新は来週である。カーボカウントを知る喜び(2)へ続く

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