読者から以下のご質問を頂きました。
性別:女性
年齢:40代
題名:海外でのCSII導入後帰国時の手続きについて
*CSIIとは、いわゆるインスリンポンプでの治療のこと
メッセージ本文:
初めまして。9歳で発症、もうじき病歴34年目に突入する1型糖尿病患者です。初めてのメッセージで突然質問というのも失礼かと思いましたが、お答えいただけましたら幸いに存じます。
ブログ主様は海外でCSIIを導入なさったようにお見受けいたしますが、導入後に日本に帰国されたことはおありでしょうか。もし帰国されたことがあるなら、その際に何か煩雑な手続き等は経験されましたか?
現在、日本国内では発売されていないCGMが上海及びヨーロッパ各国で発売されており、是非、使いたいと思っております。日本で発売される可能性は恐らく絶望的だと思われるので海外で買って装着したまま持ち込むのが一番の近道かと思っております。
ご教示頂けましたら幸いに存じます。
*CGMとは持続血糖測定のこと。現在、日本に普及している血糖測定器では、血糖測定した時間の血糖値しかわからない。しかしながら、CGMでは24時間の血糖値の推移を把握できる。”
回答:ブログ主様は海外でCSIIを導入なさったようにお見受けいたしますが、導入後に日本に帰国されたことはおありでしょうか。もし帰国されたことがあるなら、その際に何か煩雑な手続き等は経験されましたか?
帰国したことはあります。煩雑な手続きはしていません。ただし、日本で海外のCGM付きCSIIを使用するには、海外からCGMのセンサーを入手する必要があったため、使用を中止致しました。
現在、日本国内では発売されていないCGMが上海及びヨーロッパ各国で発売されており、是非、使いたいと思っております。
CGM付きのCSIIのことを意味しているのか?それともインスリンポンプのついていないCGM単体のものを意味しているのか?推察しかねます。
日本で発売される可能性は恐らく絶望的だと思われるので
海外で買って装着したまま持ち込むのが一番の近道かと思っております。
CGM付きのCSIIだと仮定してお話しします。現在、CGM付きCSIIは日本でも導入が可能です。そして私の経験談からお話し致しますと、仮に海外でCGM本体やCGM付きインスリンポンプを購入したしても、その後、日本にいらっしゃる限り、CGMのセンサーが購入できないのが現状だと思われます。
現在のところ、CGMセンサーの使用日数は約1週間です。また新品でセンサーを大量購入して持って帰ってきたとしても、メーカーによって違いますが、使用期限は少ないものだと3ヶ月程度です。その上、厚生労働省からも認可を受けていないため、何かトラブルや法律に関して問題があったとしても全責任はご本人様となります。単体のCGMは早く日本でも使えるようになると嬉しいですね。
何かご質問やご相談などございましたら、こちらからご投稿下さい。
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