インスリンポンプを始めて使ったのが2006年。途中、注射に戻したりもした。そして、現在までには、低血糖になるとインスリン注入が自動停止するCGM付きのインスリンポンプも使った。
いろいろなインスリンポンプを使ってみて、当方はインスリンポンプのクイックセット(体とポンプをつなぐ)の取り付け部位がとても大切だと感じた。そう、もしかしたら、インスリンの単位数よりも大切なのかもしれない。
インスリンポンプと体をつなぐクイックセットの取り付け部位は、お腹、腰、おしりや太ももに装着が可能だ。そして、インスリンがきちんと効く部分ならば、いつも通りの単位で血糖値は正常範囲内に収まる。
しかし、取り付け部位が、インスリンが効きにくい部分ならば、インスリンの単位を増やせど、なぜか血糖値は下がらない。これはとても不思議な現象(笑)。
もちろん血糖値を下げるのはインスリンだけであるけれど、インスリンポンプであれ、インスリン注射であれ、結局のところインスリンは皮下から注入しているのである。
つまり、インスリンがよく効く部位と効きがイマイチな部位があって、その部位の見極めがとても重要だと当方は考える。時にはインスリンの単位よりも大切なことだと感じる。だって、インスリンを打っても下がらない現象って、インスリンを打っている人ならばたいてい経験しているはずだから。
だから血糖値を下げるファクターとして
1. インスリンの単位数
2. インスリンの注射部位
3. ひどい低血糖を起こしていないこと(ひどい低血糖を起こすとその跳ねっ返りで高血糖になって下がりにくくなる)
そのほかシックディのときも下がりにくい。だけど、安定的に血糖値を下げるためには、インスリンの注射部位がすごく大切ではないか、と当方は感じている。
そして、長年インスリンポンプをお腹に付け過ぎていたためか、最近は打てども打てども血糖値が下がらないことが多い。
なので、注射部位をお腹から太ももへ変えて、最近は様子をみているのである。