この記事は最新のインスリンポンプでも下がらないの続きになります。インスリンポンプの導入で大幅に下がったHbA1c。それは導入当初の話し。その後は8年経過して、HbA1cは8.7%にまで到達。そのため、最新のCGM付きインスリンポンプを外した。
ペン型でなく、シリンジでの注射
8年愛用し、もはやインスリンポンプでは下がらなくなってしまったHbA1cならびに血糖値。海外で買った高額なCGM付きインスリンポンプも外し、原始的だけどシリンジでのインスリン治療を選びました。
「なんで、そんな原始的な方法を選んだの〜?」
インスリンポンプの限界なのか?
「8年もインスリンポンプを愛用していると、最適な注射部位がなくなる」
患者目線で考えられる理由として・・・
1. 注射深度(6mm)が変わらないこと(一度、もっと深いもので試したが、効果はなかった)
2. 同じ部位に3日〜4日固定されていること
3. 注射部位によっては、インスリンの効きが変わること(僕の場合、太ももに固定すると高血糖と低血糖を繰り返すので挿入せず)
4. 僕の場合、お腹から脇腹までが安定して血糖が下がるため、その部位をグルグルローテーション
血糖が上がり始めて、色々試してみた(リアルタイムのCGMも購入)が、結局HbA1cは下がらず、ついにはHbA1c8.7%まで到着。これらの推論は立証できません。あくまで一人の患者が感じたことです。
シリンジ注射のメリット
原始的な手法のシリンジ注射。そのメリットは・・・
1. 注射針が長いため、注入する深度が自由自在に変えられること
2. 1回1回注射部位を変えられること
3. インスリン単位数もポンプと同じく0.5単位ぐらいの調整が可能(あくまで目測ですけど、ペンは不可)
ただし、インスリンポンプの様に、血糖値とカーボ量を入力すれば推奨インスリン単位数を計算してくれる機能はもちろんない(笑)そのほか、血糖値の記録、注射単位や注射時刻の記録、インスリン単位の計算、いやー大変です・・、記録が・・・
平均血糖値は徐々に下がってきてる
もし、カーボカウントを覚えて、インスリンポンプを使いたおしても、HbA1cが下がらない患者さん。「血糖が下がらない原因はどこにあるのか?」「果たしてインスリンポンプが原因なのか?」。よく検討することが必要ですが、思い切って外してみるのもいいかもしれません。最新治療が全て、ではないと思います、HbA1cを下げるには・・インスリンの単位の決め方に続く