この記事はインスリン注射にして2ヶ月の続きになります。インスリンポンプをやめて、その後のHbA1cの経過状況、そしてCGM付きのインスリンポンプでも下がらなかった原因を患者目線で推論しています。

 

今のHbA1cは・・

インスリンポンプに見切りをつけた2015年1月のHbA1cは8.7%。シリンジ注射に変更し、2ヶ月目は8.2%。そして4ヶ月目は7.5%まで下がりました。持効型と超速効型、そしてカーボカウントを使いながらの治療です。だけど、疑問な点は・・

 

なぜ、インスリンポンプでHbA1cを下げられなかったのか?

CGM付きのインスリンポンプを使っても、年々HbA1cは上がり続けた。高いお金を出して買ったCGM付きのインスリンポンプだったのに・・だけど、なぜ、毎年、毎年、HbA1cは上がり続けたのか?悔しいので僕なりに仮設を立ててみました。7年かけて徐々にHbA1cがあがり続けた、という点にフォーカス当てます

  1. インスリンポンプは注射部位が皮下注射であり、おまけに注射深度も固定され、そして常に装着しなければいけない。これは簡単に言えばペン型インスリンをずーっと身体に装着している状態に近いです。そのため、長年の使用で皮下組織が壊れていくのではないか?
  2. インスリンポンプは「超速効型」で単一のインスリン製剤しか使用できません。そのため、長年、単一のインスリン製剤の使用で、身体が慣れてきて、インスリンの効きが悪くなるのではないか?

あくまで、医師ではないインスリンポンプユーザーの一人である僕が感じたことですけど、、

 

4回打ちに戻し、良好なHbA1cに戻りつつある

インスリンポンプを外して、Basalの変わりに持効型溶解インスリンを1日1回注射に変え、この4ヶ月を振り返ると期待以上の効果がありました。インスリンポンプ使用中は、上がり続けるHbA1cを下げるため、Basalの調整を四苦八苦しながら、実践しました。それでも、、HbA1cが下がる気配はありませんでした。そしてポンプを外し、持効型溶解インスリンに変えてから、血糖値は徐々に下がり安定していきました。

 

ただし、インスリンポンプの拡張性はすごい

僕はインスリンポンプに見切りをつけましたが、インスリンポンプの拡張性はすごい。今や、CGM付きのポンプも日本に導入されています。そしてCGMは今後起こるであろう「低血糖」の予測までしてくれます。また、低血糖になれば、それを感知し、自動でインスリン(Basal)を止めてくれる機能まであります。

だけど、その高機能なインスリンポンプを使っても、僕のHbA1cは下がることがありませんでした。そして僕の仮説は正しいのだろうか?

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